未だ携帯電話を有しない゛時代おくれ゛の男としましては

近頃のデジタル物はよく判らないのです。


ソフトバンク i-phone って言うんですか?

CMでおそらく 聾唖(ろうあ) のカップルが画面で

手話での会話を楽しんでいます。

なるほど 視力障害者 の存在は比較的日常気付きますが

聾唖者 はその外見からは判らないですから

きっと変わらないだけおみえになるだろうな、と思います。

視力と聴力、どちらがご自由なんだろうーなどと

不謹慎にも考える事があるのですが比べるものでは

ないでしょうね。


懺悔の記憶なんですが、そのまま書きます。

匪石が小学生低学年の頃と思います。

夕方家の近所を犬の散歩で歩いていました。畑や空き地の

まだ多い場所で、大学生くらいの男性が何も言わずに

匪石にスゥーっと近付いてきて手に持つメモのようなモノ

を見せながら

「・・・・」

と言葉にならない声を発しながらそのメモを指差しました。

匪石はその゛異様な゛感じが怖くなってしまって

「わかりません、ごめんなさい、ごめんなさいー」

と逃げるように走りました。

今改めて考えますと、彼は手書きの地図を見せながら

道を尋ねたんだと思います。

聾唖者 の存在をまだ知らなかったために失礼で

申し訳ない態度をとってしまった自分を今謝りたいです。


普段はデジタル商品に対して否定的な意見を持つ匪石

ですが、TV電話のようなモノが普及する事の意義を

CMで知りました。