最後の一鳴き
32 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/18(水) 22:09:24 ID:l4uDzEKo0
おいらです。
殊更に、かの人々のことを悪し様に誘導しようとは思ってません。
ですが、当時の記憶を忘れることが出来ない人が居るのも、また事実です。
似たような昔の話を、もう一丁。
結構、昔の話、戦時中の話が多いです。宜しければ。
ーーーーーーー
満州から引き揚げて、新潟に居を構えたおいらの母方のじいちゃんは、犬を飼いはじめた。
終戦後の混乱はいまだに尾をひいていた。
特に日本海に面している新潟辺りでは、他にも大陸から色んな人々が上陸しており、治安は決して良い方ではなかったという。
家族が住んでいた家の近くにも、それらの人達の集落が出来上がっている。
当然、番犬としての役割もあって飼いはじめたのだ。
雑種の仔犬の名前はピンジと命名された。
当時の写真を見せて貰った。誰が付けた名前か、おいらははっきり聞いてない。
伯母さん、お袋、小母さんの三人で可愛がっていたそうだ。引き揚げて来て、恐らくは始めてのペットと言うか、家族の一員が増えたと、みんなで大切に育てた。
何年か経ったある日、ピンジがいなくなった。じいちゃん含めて家族全員で探して廻った。だが、見つからなかった。
数日して、もう見つからないのかと諦めかけていた、ある日。
33 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/18(水) 22:10:53 ID:l4uDzEKo0
お袋達三人の姉妹が歩いていると、畦道の向こうに、誰のものか判らないスコップが
転がっているのを、小母さんが見つけた。
その先に何か載っているのが見えたという。
小母さんは小走りに、何か確かめに行った。
ギャーーーーー!
という小母さんの声が聞こえた。
ピンジーーーー!
スコップの先に載っていたのは、犬の頭。
間違いなくピンジだった。
小母さんが取り落としたスコップから転がり落ちたその首は、きゃんと一言、哀しそうに鳴いたという。
三姉妹は泣きながら、そのスコップでピンジの頭を埋めた。
あいつらは犬を喰う。
人のウチの飼い犬でも平気で盗んで喰う。
じいちゃんは、そういうこともあって、今でもあの国の連中を許さないのだ…と、
後年、お袋から聞いたことがある。
利休にたずねよ
天地人
おいらです。
殊更に、かの人々のことを悪し様に誘導しようとは思ってません。
ですが、当時の記憶を忘れることが出来ない人が居るのも、また事実です。
似たような昔の話を、もう一丁。
結構、昔の話、戦時中の話が多いです。宜しければ。
ーーーーーーー
満州から引き揚げて、新潟に居を構えたおいらの母方のじいちゃんは、犬を飼いはじめた。
終戦後の混乱はいまだに尾をひいていた。
特に日本海に面している新潟辺りでは、他にも大陸から色んな人々が上陸しており、治安は決して良い方ではなかったという。
家族が住んでいた家の近くにも、それらの人達の集落が出来上がっている。
当然、番犬としての役割もあって飼いはじめたのだ。
雑種の仔犬の名前はピンジと命名された。
当時の写真を見せて貰った。誰が付けた名前か、おいらははっきり聞いてない。
伯母さん、お袋、小母さんの三人で可愛がっていたそうだ。引き揚げて来て、恐らくは始めてのペットと言うか、家族の一員が増えたと、みんなで大切に育てた。
何年か経ったある日、ピンジがいなくなった。じいちゃん含めて家族全員で探して廻った。だが、見つからなかった。
数日して、もう見つからないのかと諦めかけていた、ある日。
33 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/18(水) 22:10:53 ID:l4uDzEKo0
お袋達三人の姉妹が歩いていると、畦道の向こうに、誰のものか判らないスコップが
転がっているのを、小母さんが見つけた。
その先に何か載っているのが見えたという。
小母さんは小走りに、何か確かめに行った。
ギャーーーーー!
という小母さんの声が聞こえた。
ピンジーーーー!
スコップの先に載っていたのは、犬の頭。
間違いなくピンジだった。
小母さんが取り落としたスコップから転がり落ちたその首は、きゃんと一言、哀しそうに鳴いたという。
三姉妹は泣きながら、そのスコップでピンジの頭を埋めた。
あいつらは犬を喰う。
人のウチの飼い犬でも平気で盗んで喰う。
じいちゃんは、そういうこともあって、今でもあの国の連中を許さないのだ…と、
後年、お袋から聞いたことがある。
利休にたずねよ
天地人
鬼が来る
18 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/17(火) 21:51:10 ID:jqeYKqLe0
おいらだよ。
今回は昔ばあちゃんから聞いた話を。
1945年8月。中立条約をを破ってR国が攻めてきたとき、じいちゃんは
技師として中国で発電所を建造中だった。召集はなかったらしい。
当の発電所は、ほぼ出来上がっていたという。
「R助の鬼が来る」
当時はその噂で持ち切りで、日本人集落は震え上がっていた。
日本軍は守ってくれるのか?ここの住人はどうなる?
しかし関東軍は、その時にはいつの間にか引き揚げてしまっていた。
いつもは偉そうな軍人さんなんて、誰も残っていなかった。
ようやく、混乱の窮みになっているだろう開拓団総本部から指示が来た。
発電所の工事は無期限に中止。
開拓団は急ぎ、内地への引き揚げの準備をせよ。
建造途中の発電所施設ハ、軍機ユエニ敵ノ手ニ堕チルコト能ハズ。
破壊セヨ。と。
この集落に居る皆は、日本人で在るが故に、ここで作り上げた全てを捨てて、
ここを引き払わなければならない。今すぐに。
ここで頑張っても、犯されて、略奪されて、殺されるだけだ。
ここまでだ。
同僚数十人と発電所に向かう折、じいちゃんは泣き叫ぶ、まだ子供だった伯母さんと
お袋を抱えたばあちゃんに、一振りの刀を渡して、言った。
「R助の鬼が来て、酷いことをされそうになったら、これでみんな死ね」
じいちゃん達は急ぎ発電所に向かう。まだ敵の姿は見えない。
その朝は夏なのに霧が濃く、不気味なくらい静かだったそうだ。
19 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/17(火) 21:52:29 ID:jqeYKqLe0
じいちゃん達は泣きながら、運びきれなくなった、自分で引いた設計図を全て、
燃やしたという。
そして殆ど出来上がっていた施設を、殆どぶっ壊した。
埃だらけで帰ってきた時、幸運なことに、まだ「鬼」は来ていなかった。
泣き疲れた娘達を、上がり口の板敷にそのままの格好で寝かし、ばあちゃんは一人、
暗がりの中で目を爛々とさせ、刀を携え、息を潜めて正座して待っていたという。
そしてそのあと家族は文字通り、鞄一つで逃げた。
夏が終わって秋が来て、瞬く間に10月にも関わらず地面が凍り始めた。
道端に生えている、痩せて凍ったニンジンは、リンゴの味がしたという。
延々と続く冷たい泥に足を取られながらも、ようやくごった返した港に出た。
中国人の人買いが寄ってくる。ここまで来たのに、ここで力尽き、とうとう
手放された子供達を狙ってる。
切符を買うために鞄の中身は殆ど無くなった。
命からがらようやく乗り込めた舞鶴行きの船は、最後から二番目だったそうだ。
じいちゃんの口から聞けたことは余りに少ない。それ程じいちゃんは語るのを
拒んでいた。
おいらは思う。
どんな恐怖の中で、どれだけの悲しみと怒りと絶望を置いてきたのだろう?
遥か、満州に。
O型自分の説明書
一日一生
おいらだよ。
今回は昔ばあちゃんから聞いた話を。
1945年8月。中立条約をを破ってR国が攻めてきたとき、じいちゃんは
技師として中国で発電所を建造中だった。召集はなかったらしい。
当の発電所は、ほぼ出来上がっていたという。
「R助の鬼が来る」
当時はその噂で持ち切りで、日本人集落は震え上がっていた。
日本軍は守ってくれるのか?ここの住人はどうなる?
しかし関東軍は、その時にはいつの間にか引き揚げてしまっていた。
いつもは偉そうな軍人さんなんて、誰も残っていなかった。
ようやく、混乱の窮みになっているだろう開拓団総本部から指示が来た。
発電所の工事は無期限に中止。
開拓団は急ぎ、内地への引き揚げの準備をせよ。
建造途中の発電所施設ハ、軍機ユエニ敵ノ手ニ堕チルコト能ハズ。
破壊セヨ。と。
この集落に居る皆は、日本人で在るが故に、ここで作り上げた全てを捨てて、
ここを引き払わなければならない。今すぐに。
ここで頑張っても、犯されて、略奪されて、殺されるだけだ。
ここまでだ。
同僚数十人と発電所に向かう折、じいちゃんは泣き叫ぶ、まだ子供だった伯母さんと
お袋を抱えたばあちゃんに、一振りの刀を渡して、言った。
「R助の鬼が来て、酷いことをされそうになったら、これでみんな死ね」
じいちゃん達は急ぎ発電所に向かう。まだ敵の姿は見えない。
その朝は夏なのに霧が濃く、不気味なくらい静かだったそうだ。
19 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/17(火) 21:52:29 ID:jqeYKqLe0
じいちゃん達は泣きながら、運びきれなくなった、自分で引いた設計図を全て、
燃やしたという。
そして殆ど出来上がっていた施設を、殆どぶっ壊した。
埃だらけで帰ってきた時、幸運なことに、まだ「鬼」は来ていなかった。
泣き疲れた娘達を、上がり口の板敷にそのままの格好で寝かし、ばあちゃんは一人、
暗がりの中で目を爛々とさせ、刀を携え、息を潜めて正座して待っていたという。
そしてそのあと家族は文字通り、鞄一つで逃げた。
夏が終わって秋が来て、瞬く間に10月にも関わらず地面が凍り始めた。
道端に生えている、痩せて凍ったニンジンは、リンゴの味がしたという。
延々と続く冷たい泥に足を取られながらも、ようやくごった返した港に出た。
中国人の人買いが寄ってくる。ここまで来たのに、ここで力尽き、とうとう
手放された子供達を狙ってる。
切符を買うために鞄の中身は殆ど無くなった。
命からがらようやく乗り込めた舞鶴行きの船は、最後から二番目だったそうだ。
じいちゃんの口から聞けたことは余りに少ない。それ程じいちゃんは語るのを
拒んでいた。
おいらは思う。
どんな恐怖の中で、どれだけの悲しみと怒りと絶望を置いてきたのだろう?
遥か、満州に。
O型自分の説明書
一日一生
100円おばちゃん
237 本当にあった怖い名無し sage 05/01/28 14:17:38 ID:4nCNqmWe0
こちとら京都市内なわけですが、ご近所にイタタな方が結構おられます。
今回は「100円のおばちゃん」の話をば。
向かいのおばちゃんは「変わってる」って近所では有名。
おばちゃんは旦那さんを若くで亡くし、大きな家に一人で住んでいる。
やれ虎を飼ってるだの旦那を殺しただの、変な噂はたくさんあったけど
当時プリプリのショタっ子でおまけに脳が少し足りなかった僕は
「そういうのも『アリ』なのかな」とか思ってた。
238 本当にあった怖い名無し sage 05/01/28 14:18:48 ID:4nCNqmWe0
ある日、家の前でおばちゃんに話しかけられた。すごい楽しそうな顔でニコニコしながら
「オチンチン触らせて」って。僕は触られるのは嫌だったので「見るだけ・・・」
と言ったところでもうズボンを下ろされて触られてた。それがもうすごい早業。
僕が怖くて泣きそうになったところでおばちゃんは「ありがとう!」と言って
100円をくれた。僕は怖かったけど100円がうれしかったし、母親に
「人から物を貰ったらお母さんに言いなさい」と言われていたので母親にちゃんと
報告した。母親はよく解らない顔で「そのことは人に言ってはいけない」と言って
僕は100円を取られた。でも僕はそれが悔しくてそのことを友達に言ってしまった。
それから近所中の男の子がおばちゃんに100円を貰った。
239 本当にあった怖い名無し sage 05/01/28 14:28:07 ID:4nCNqmWe0
おばちゃんはいつの間にかいなくなった。夜逃げしたとか捕まったとか死んだとか
みんなで色々噂になったけど結局はわからない。
おばちゃんは旦那さんを亡くしてからおかしくなってしまったそうだ。
それまではすごくいい奥さんだったらしい。
僕たちの同窓会ではたまに「100円のおばちゃん」の話になる。
女の子は知らない男の秘密の話として。今になって僕は思う。
おばちゃんがお姉さんで、頭もおかしくなくて、それで綺麗だったら最高だったのにな、と。
かいけつゾロリまもるぜ!きょうりゅうのたまご
子どもは「話し方」で9割変わる
悪意ある笑み
195 本当にあった怖い名無し 05/01/26 00:54:33 ID:RAh497M90
私、日本橋に会社があるサラリーマンなんです。まだなったばかりですけどね。
話は変わりますが、最近のケータイってほとんどカメラ機能ついてますよね。
なんか珍しいものみつけたら携帯で撮影。芸能人にあったら勝手に撮影。
ネコも杓子もカメラ携帯の時代ですよね。
会社の帰りの時間でした。夜8時頃だったと思います。
日本橋はサラリーマンが多い街ですから、夜の8時といえば帰宅するサラリーマンや
一杯やっていこうとするサラリーマンで賑わう時間です。
交差点で信号待ちをしていると、原付と車が衝突しました。事故です。
結構な勢いだったので原付に乗ってた方の人が勢いよく飛ばされて
私を含めたサラリーマンの塊が信号待ちをしている横断歩道の前に投げ出されました。
顔は血だらけで、頭からはおびただしい血がどろどろと流れ落ちていました。
私はびっくりして119番しなければと思いながら携帯を取り出そうとしつつ
何気なくあたりを見てみると、信号待ちをしているサラリーマンが
老いも若きもこぞってその血だらけの人を携帯カメラで撮影しだしたんです。
ぞろぞろと前に携帯をかざしながら、顔はニヤニヤと。
あるものは、同僚と話しながら。
「ヤベー、コレ。エグいなあ」とか
「すげーもんに出くわしたなあ」とか
結構立派そうな服装のサラリーマンや年配の方も。
誰も止めに入らない。撮影をやめない。
私は119番し、その場を足早に立ち去りました。
あそこに1分でもいたくなかったからです。
あの時。携帯カメラで撮影してた人たちのなんともいえない悪意ある笑みを
今も忘れることができません。
日本はやっぱり病んでるんですね。
いや、ひょっとしたら私が狂ってるんですかね。
日本を貶めた10人の売国政治家
16歳の教科書
見殺し
200 本当にあった怖い名無し sage 05/01/26 02:46:07 ID:9NumrCCK0
>>195
知り合いがこの間体験した話。
昼間に電車に乗ろうとしたらあと3分くらいで電車が来るところだったそうだ。
知り合いが急いでホームに行くと線路内に若い男がうつ伏せで倒れているのが目に入った。
ホームには結構人がいたが誰も動こうとせずにボーっと倒れている男を見ている。
知り合いは一瞬状況が飲み込めなかったが、すぐに大変なことだとわかった。
パニックになりながらも降りて助けるか駅員を呼ぶか考えているうちに電車がきてしまい男は目の前でバラバラに。
呆然としているうちにホームにいた客たちがパラパラと電話をかけだして
口々に『なんか人身があって・・・』とか『マジ最悪』とか平然と言ってるのが聞こえた。
知り合いは気持ちが悪くなってすぐにその場を去った。
その後、知り合いが聞いた話では男の人は自殺ではなくて、電車が来るしばらく前から倒れていたらしい。
誰かが助けようと思えば十分に助けられるだけの時間はあったんだそうだ。
そんな時代なんだよ。
201 本当にあった怖い名無し sage 05/01/26 03:30:58 ID:4U8W2v8s0
↑切なくなるね
何とかしなくちゃと思ったその知り合いや、話を聞いて心を痛めたきみのようなまともな人は減っていくのかな
見殺しにしたことにも気づかず、「最悪」なんてせりふを吐ける冷たい人間は嫌だな
子供の頃、踏み切りがおりた線路内に自転車ごと倒れてる人がいたとき、まっさきに踏み切りをくぐって助けに行った祖父の姿を思い出した
いざというとき、自分も絶対に見殺しにする側じゃなくて、正しく動ける人間でありたいとは思うんだけど…
死ななくて済んだかも知れない人が目の前で命を失うのはたまらないよね
くらべる図鑑
資本主義はなぜ自壊したのか
>>195
知り合いがこの間体験した話。
昼間に電車に乗ろうとしたらあと3分くらいで電車が来るところだったそうだ。
知り合いが急いでホームに行くと線路内に若い男がうつ伏せで倒れているのが目に入った。
ホームには結構人がいたが誰も動こうとせずにボーっと倒れている男を見ている。
知り合いは一瞬状況が飲み込めなかったが、すぐに大変なことだとわかった。
パニックになりながらも降りて助けるか駅員を呼ぶか考えているうちに電車がきてしまい男は目の前でバラバラに。
呆然としているうちにホームにいた客たちがパラパラと電話をかけだして
口々に『なんか人身があって・・・』とか『マジ最悪』とか平然と言ってるのが聞こえた。
知り合いは気持ちが悪くなってすぐにその場を去った。
その後、知り合いが聞いた話では男の人は自殺ではなくて、電車が来るしばらく前から倒れていたらしい。
誰かが助けようと思えば十分に助けられるだけの時間はあったんだそうだ。
そんな時代なんだよ。
201 本当にあった怖い名無し sage 05/01/26 03:30:58 ID:4U8W2v8s0
↑切なくなるね
何とかしなくちゃと思ったその知り合いや、話を聞いて心を痛めたきみのようなまともな人は減っていくのかな
見殺しにしたことにも気づかず、「最悪」なんてせりふを吐ける冷たい人間は嫌だな
子供の頃、踏み切りがおりた線路内に自転車ごと倒れてる人がいたとき、まっさきに踏み切りをくぐって助けに行った祖父の姿を思い出した
いざというとき、自分も絶対に見殺しにする側じゃなくて、正しく動ける人間でありたいとは思うんだけど…
死ななくて済んだかも知れない人が目の前で命を失うのはたまらないよね
くらべる図鑑
資本主義はなぜ自壊したのか