この記事は先月の仕事始めの記事とまとめてアップしようと思ったのですがこちらが思いのほか長くなってしまった事もあり分割し、翌日以降早いうちにアップしようと思ったら他に書きたい事が多かった事も重なって投稿のタイミングが延ばし延ばしになってしまいまさかの約1ヶ月経過。いやはや……




鬼滅もいいけどダイ大もね(笑)。今月分の2冊が発売されたのに合わせてこの一枚目の写真も差し替えました。

新装版ももう12巻か。月に2~3巻が毎月続いて全25巻で全部出るのは7月らしいですな。旧ジャンプコミックス版は全37巻ですからおよそ3分の2にまとめられるんですね。



そういや思い出したんですが、ダイ大のシナリオを書いていた三条陸氏は同時期に瑳川竜(さがわ・りゅう)という名義でコミックボンボンに“ウルトラマン超闘士激伝”という作品を連載していたんです(こちらもシナリオ担当)。
ダイ大を連載していたジャンプは集英社でボンボンは講談社でしたから畑をまたいで活動していたんですね。当時は同一人物だなんて知りませんでしたが。


この激伝、どういう話か説明するとウルトラマン版ドラゴンボールといえばおわかりになる方も多いでしょうか。宇宙を舞台に激しいバトルを繰り広げたり、武闘大会が開かれたり、しまいにゃ体が金色に光る超パワーアップを果たしたりとかしますからね。
立ち位置的にはウルトラマン悟空、マンの親友で敵に殺された後で復活を果たすセブンクリリン、マンを超える潜在能力を持つタロウ悟飯、第一部のボスとして登場したものの後にマンのライバルとなりタロウを鍛え上げるメフィラス大魔王(知能が高く暴力を好まないメフィラス星人の中でも暴力を愛する自称変わり者)はピッコロ(大魔王ではなくマジュニアの方)ですね。第二部の敵であるヤプールは第一形態の丁寧なしゃべり方や宙に浮く乗り物に乗っているところから見てフリーザ様でしょう(最終形態になると人造人間セルを彷彿とさせますが)。ここまで設定が似通っているという事は明確に意図してやっていたんだと思いますが、これをパクリと批判するのは簡単ですけどここはオマージュ(敬意)と見るべきではないですかね。

ただ、原作ウルトラシリーズよりも未来という時代背景でありながらウルトラ兄弟という設定はありませんでした。まあ、原作でもウルトラ兄弟は義兄弟でウルトラの父と母の実子はタロウだけなんですけどね。

でもまあ面白かったですよ。ウルトラシリーズを視聴してないとわからないようなネタや台詞が盛り込まれてましたけどね(後にウルトラシリーズを視聴して原作ネタだったという事に気付いた)。
OVA化も果たしているんですが、それは見たことないですね……



ボンボンって小学生向けの漫画雑誌でしたけど、連載作品には激伝のような正統派バトルもの以外にもお色気要素が強いとか、シリアスで重い内容だったりとか、一癖も二癖もある漫画が多かったんですが(その点でライバル誌であるコロコロコミックとの住み分けはできてたんでしょう)、誌面の記事でもアメコミのフィギュア競走馬のトレーディングカードを紹介してたり、大ブームになっていたアニメ・新世紀エヴァンゲリオンの特集を組んだりとかなりマニアックでした。そのため、「ボンボンを読むとオタクになる」とか「性癖が歪む」なんて言われたりしたそうです。まあ、中学生になってもボンボンを読み続けていたボクは見事に歪んでオタクになってしまい今に至りますからね。あながち間違いでもないでしょう(苦笑)。

ボンボン自体は発行部数が落ち込んで十数年前に休刊(実質廃刊)になったけど、最近になって復刻版コミックスがいくつも出たりしています。根強いファンはいるもんですね……かくいうボクも今でもYouTubeでボンボンの漫画を紹介する動画を見つけるとつい見ちゃったりします(^-^;


ダイの大冒険の話からここまでボンボンの話が広がるとは(笑)。