朝日新聞・2019年12月19日朝刊






日刊ゲンダイ・2019年12月20日号(19日発行)


当然の判決です。今や司法まで完全に安倍政権の支配下に置かれて死に絶えた可能性を疑っていましたが、まだ生きていたようですね。


さて、被害者の伊藤詩織さんはお酒に強く、酔って意識を失った事はないそうです。そのため、山口敬之が詩織さんのお酒に睡眠薬を混入させた疑いもあります。
更にこの山口という男、詩織さんを犯した後に彼女の着用していた下着を持ち帰りたいなどとぬけぬけとほざいていたそうです。人の心を殺しておきながら平然とそのような事を言い放つという見下げ果てたクズ野郎です。

山口は無罪放免、被害を訴え続ける詩織さんに対してもネトウヨや安倍応援団から酷い誹謗中傷が繰り返されました。



自分から誘ったんだろ

とか


全力で抵抗しないお前が悪い

とか


枕営業に失敗したから陥れようと仕掛けたハニートラップだ 

とか


お前は韓国人で日本を貶める為にやってるんだ 

など、これはほんの一部ですが、まともな人間なら口に出すのもためらうような罵詈雑言が浴びせられ続けたのです。安倍政権御用漫画家のはすみとしこに至っては詩織さんを揶揄する下劣なイラストを描いて公開するという暴挙に出ました。
どちらが被害者だと思っているのかと言いたくなります。
なお、これらの罵詈雑言もクソイラストも何の根拠もなく事実に反したデマです。



そんなセカンドレイプに苦しめられながらも屈しなかった詩織さんの戦いの結果が今回の判決です。心の傷が癒えることはありませんが、彼女の正しさは証明されました。
我々もこの判決はしっかり受け止めなければなりません。性犯罪による被害について少しでも理解が深まるように。


当の山口は判決を不服として控訴するそうです。しかもその会見に同席していたのがあの杉田水脈のLGBTに対する差別発言を「LGBTの権利を認めるなら痴漢の触る権利も認めるべき」などとふざけた擁護をした小川栄太郎だそうです。類は友を呼ぶということか。


山口に言いたい。とっとと控訴を取り下げて自らの非を認めろ。自らの犯した罪を塀の中で償え。と。


以下追記




朝日新聞・2019年12月20日朝刊

右派雑誌の人格攻撃で、詩織さんが当時の民進党と通じていたなんて記事を載せていましたが、あれも結局はフェイクだったと判明しましたな……

今朝の同新聞に掲載されていた読者投稿の川柳のうち二句です。

民事には骨ある判事いましけり

何ごとも辿れば行き着く安倍の影

巧いですな。