【6日目】捨てたら、本当に困る?

今日も掃除機を20分かける。
狭い部屋で、なにをそんなにかけるところがあるのだ、と母親はいぶかしがるが、
何度も何度もかけて、重点的にかけるので、このくらいは時間がかかってしまう。
今日も楽しく、掃除機の「埃食いすぎて、満タンになりましたぜ、ねぇさん」という
赤いランプが点滅し、3回ほど埃を捨てる。
ダイソンで掃除したら、どんなことになるだろー!?
と妄想し、ちょっぴり身悶えてしまう。
あれって、TVでモニターCM(?)を見たけれど、
毎日、掃除機かけている家でも、たんまり埃が取れていたよなぁ。、
私の部屋だったら、即座に満タンになってしまうんだろうな。
そんな大量に埃を見たら、掃除している感がたまらなく溢れて
達成感がハンパなく駆け巡るだろうな。
あぁ、ダイソン、ほしい。でも高い。
いつか就職してお金ためて買いたいなぁ。
そんな妄想しつつ、掃除機をかけ、本日も
袋やカバンから、ものを最低1個以上捨てようと
絶賛、あさり中。
ピックアップしては
「これ捨てようかな?」
「後で使わないかな?」
「これ、○○円もしたんだよな。捨てたらもったいないよね」
「○○したら使えるかも」
「痩せたら着られるし、痩せた時、後悔するよね?」
などと、心の中で独り言のように、自問自答する。
そして、1時間もそんなことをしていると、
はた、と声をあげていた。
「私、捨てたデメリットばかり注目してる!!!」
後で使うかどうかはわからないし、
確かに勿体ない。
でも、使わないかもしれないし、
痩せても着ないかもしれないし、
置いておくことで、邪魔になってたり、
本当に必要なものを置けないのだとしたら、
それこそもったいない。
よっぽど、私、損したくないんだな。
それって人として率直な要望ではあるんだけれども、
ちょっとヒドすぎるかも。
それに冷静に考えても、
不必要で、使わないものばかり溢れてるのは否めない。
捨てたら、何が困かばかり考えず、
捨てたら、どんなメリットがあるだろう?
と考えてみることにした。
そして迷ったら一瞬でもいいから、
「捨ててみよう」とも思ってみることにした。
ピックアップして、ものを見つめて、
「これを捨てたら、どんなメリットがある?
捨ててもなんとでもなるものだよね?」
と問いかけていくと、不思議とすんなり
今までよりも「捨ててもいいかな」と思えるようになった。
そんなこんなで、今日の捨てたものは記録更新の20個!
使わないポイントカードとか、本当に些細なものだけど、
それでも、昨日までは「絶対に捨てられない」と思いこんで
捨てられてなかったのだから、1歩も2歩も前進だ

よし、今日は心地よく、おおっぴらにご褒美の紅茶を頂くことにしよう

| 掃除でニート脱出 掟 その5 |
それを捨てたら困ることやデメリットに注目するばかりではなく、それを捨てることによって、どんなメリットがあるかも考えてみる。 そして迷ったら一瞬でもいいから、 捨ててみよう」とも思ってみる。 |



<本日の掃除> 掃除機を20分かける 捨てるものを見つけ、捨てる(本日、20個) キーボードを掃除する

それを捨てたら困ることやデメリットに注目するばかりではなく、