蘭科植物・山野草を栽培しています 爽風園(そうふうえん) です。
春蘭は、平成の御代に入った頃、花物や虎物から始めましたが、現在は好きな花物、チャボ葉を含む柄物となっています。
韓国春蘭柄物や、山採り及び交配種の無銘品をはじめとして、お気に入りが少しずつ増えており、花や葉芸の素晴らしさに魅了されています。
培養場所は、春蘭専用蘭舎が一棟と寒蘭舎の一部ですが、植え替え後は、株分けやバック木で鉢数が増え、寒蘭舎の春蘭の比率が高くなり、寒蘭が可哀想な状況です。
◎ 「対馬紫・緑胎舌に変化」
全国日本春蘭連合会登録品種の
「対馬紫」紫花が、花変わりしました。
2019年3月14日撮影(ノーキャップ)
、産地・対馬(3月末に花茎を切るまで舌は巻かない)
昨年末、気が付いたら青い花芽が出ていたのでそのままノーキャップでしたが、3月に入り、花弁の青色が抜けながら紫色が出てきて、開花後は垂れ舌に緑色がのる緑胎舌です。
「対馬紫」の花変わりはこの株だけですので、非常に珍しい花だと思います。↓
以下は、当園が展示会へ出品した 春蘭 の一部です。
○ 2019年3月9(土)~10日(日)
福岡県飯塚市コスモスコモン
筑豊愛蘭会主催 「第39回 春蘭展示会」
・名称 :(仮名)「対馬青宝(つしませいほう)」
平肩咲き・超大輪の濃緑花、舌はパイプ状で巻かず、極めて存在感が強い花である。
葉は幅広で厚く光沢がある希少品種、同坪品種にやや肩が下がる(仮名)「対馬青王」がある。
・産地 : 長崎県 対馬 ↓
(参考写真:(仮名)「対馬青王」) ↓
「綾の華」 ↓
・名称:(仮名)「虹松の誉(こうしょうのほまれ)」 ↓
朱金色、発色の良い大輪咲き、葉は細葉
・産地:佐賀県、虹の松原
・名称 :(仮銘)紅炎(こうえん)、濃紅色、肉厚弁の整形花 希少な選別個体
・産地 : 交配種(歌麿×女雛) ↓
○ 2018年11月28(水)~29日(木)
福岡県飯塚市コスモスコモン
筑豊愛蘭会主催「第8回 春蘭柄物展示会」
・名称 :(仮名)城山錦
(じょうざんにしき)、細葉の中垂れ、紺覆輪白黄中透け、白黄大覆輪へ変化中、日照に強い
・産地 : 福岡県 宮若市 ↓
皆様も、ぜひ鑑賞して下さい。
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