これからもそのスタイルをかえる事はない

てつそうです。

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こちらは、
肺がんステージ4と診断された
自分の生活と、
その心の変化を

日記として書いています。

6月6日

朝起きてから

仕事してた時より身体の状態いいわ。

朝だけは色んな薬は飲んでるけど、

痛み止めは全く飲まなくなった。

それだけ身体に痛みが出なくなったって事だろう。

市販薬の痛み止めのイヴを常用していたのが、

信じられない。

この日は、妻の仕事が休みだった。

前日から

『明日休みやからどっか出かけようよ。』

と言われていた。

いつか行きたいと思っていた所が２つあった。

薬師寺と法隆寺だ。

朝起きてから何処に行きたいかを言った。

自分はその時に閃いた

感を必ず大事している。

自分

『やっぱり法隆寺行きたいわ。

遠出やから、車の運転頼むけど。』

妻

『行こうよ。

運転好きやから大丈夫やよ。』

長男と長女は小学校へ

準備して

次女をこども園に送り、法隆寺へ

車で約２時間くらいかかる。

お互いに小学校の修学旅行で行ったきり、

大人なってからは１度も行ってない。

着くまでなんかワクワクしていた。

１０時半くらいには現地に着いた。

季節なのか、修学旅行生が多かった。

南大門

門を見た時に、

『やっぱり来たかったのは、ここやったんやわ。』

妻

『ゆっくりと見ていこう。』

３４年前に修学旅行で来た時の事は、

興味が無かったからかほとんど覚えていない。

五重の塔

建築されてから地震があっても

１度も倒れた事がない。

昔の技術は凄いわ。

あらためて近くで見たけど圧巻だった。

大講堂

金堂

大宝蔵院

平成１０年に建てられたので、

修学旅行の時には無かった。

どの建物も中身は写真撮影禁止なので、

外側ばかりだが、

中に展示されている２ｍ近くて八頭身の仏像ある。

１回出てからまた見たくなるほど､

とにかく百済観音像は凄かった。

途中にあった樹齢何年かもわからない木

夢殿

鳳凰

【再生、長寿、不死、再生の象徴】

ガンの治療している自分の目指す所。

約２時間くらいをかけてゆっくりと拝観した。

やっぱり行きたい所に来れてよかった。

自分

『法隆寺やったわ。

藥師寺もいつか行ってみたいけど、

今じゃなくてもうちょっと先な気がする。』

妻

『行きたくなった時に、

てつそうの感を信じて行けばいいんじゃない。』

自分

『突然行きたい言うかもしれんけど、

そうするわ。』

はずれる事はあっても、

誰か意見に流される事はなく、

自分は感を頼りに生きてきた。

これからもそのスタイルはかわる事はない。