てつそうです。


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ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4と診断された
自分の生活と、
その心の変化を
日記として書いています。


4月25日

2週間ぶりの、診察と検査の日。


最近は、

朝起きてから、身体の確認をする。
全身的な痛みはない。

胸は、痛いまではいかないが…違和感がある。

喉はよくなってきている。
黄砂の日から
結構続いてるなぁ…身体の不調。

でも、痛みが無いのが1番いい。

毎回思ってしまうほど、
癌だと分かる前の痛みが、

トラウマになってるのかもしれない。


朝ご飯を食べて、
7時過ぎに家を出る。

子供達を見送る事なく、
今日は、自分が先に病院へ向かった。


長く順番に並ぶのが嫌なので、
予約はしてあっても、
早く出る。

予約は10時。
家から病院まで、車で15分。
それで、7時に出る(笑)

絶対に無職や!!

病院の常連や!!
っていう、
ジーさん達と張り合って、
病院の玄関が開く前に着く。
病院の玄関は7時半まで開かない。

なのに、

すでに8人は先にいる(笑)


何回やっても勝てねぇ…(笑)

早朝の
閉ざされた病院玄関前で
ジーさん達に混じって並ぶ。

検査は整理券順になる為、
予約より早く行く様にしている。
整理券はが配られるのも7時半。

『やっぱりいつも早い人は、もう並んどるやん』

午前受診の度、
挑戦するけど、1番になれたことはない。
整理券だけもらい、
時間まで車で待機。



主治医に渡す
学会の症例発表の同意書。
それもカバンに入れて。

時間になり、
検査がスタートしていく。

並んだ甲斐もあり、
スムーズに
血液検査
X線検査
歯科検査
進んでいく。

歯科衛生士さんに
『きれいに磨けていますね。
つばもしっかり出ていて大丈夫ですね。』
褒めてもらえた。

妻が歯科衛生士で、
磨いてないと怖いので。
…とは、言わない(笑)

歯科衛生士
『レットヴィモの副作用で口の乾燥が
あるんですけど、てつそうさんは
お口の乾燥とかは普段、ないですか?』

自分
『ないですね。レットヴィモの副作用が
肝臓数値の変化くらいで、その他の症状は
全くないです。』

歯科衛生士
『このまま口腔ケア続けて下さいね。
次回は、また呼吸器内科の診察時に
見させてもらいますので、
その時に予約をお願いします。』

自分
『わかりました。ありがとうございました。』

歯科では、
歯周ポケットの検査をしてもらった。

(妻に『なんか歯茎ツンツンされた』っていうたら
そんな検査やっておしえてもらった。)

歯科が終わり、
呼吸器内科で受付を済ませて、
待合室で診察まで待っていると、

受付の人が、近づいてきた。


受付
『てつそうさん。
今日は、整形外科側の待合室でお願いします。』

自分
『あっ、はい。いつもより患者さんが
多いからですか?』

受付

『そうですね。すいませんが

そちらでお待ち下さい。』


自分
『わかりました。』

確か、
年末もそうだった。

混みがすごくて、
部屋がなくて、
別の科の部屋で診察を受けた。

呼吸器科から
整形外科側へ、移動する。

待ち合いで座ったら、
すぐに呼ばれた。

主治医
『てつそうさん、入って下さい。』

はやっ!
まだ9時半やで!?!?
今までで一番早い気がする。

主治医
『まず体調はどうですか?』

自分
『黄砂で、ちょっと体調崩しましたけど、
だいぶよくなってきました。
あとは、
胸に少し違和感を感じてますね。』

主治医
『黄砂、ひどかったですもんね…
呼吸器疾患の方は、結構苦しんだみたいで…。

どうぞ気をつけて下さいね。』


自分

『本当にキツかったです。

妻も苦しんでました。

週末も飛散するってきいてるので、

気をつけてます。』


他にも、
黄砂で苦しんだ呼吸器疾患の人はいるらしい…。
恐ろしいな、黄砂。

今度のはまじで警戒しやんと。


主治医
『肝臓数値は、安定してますね。
プレドニンの影響もありますけど。
このままレットヴィモの量は変えず

安定してきたので次の診察まで、

このままいきましょう。』



よかった。

いま、

やっと継続して飲めてるので、
このままいきたいと思ってたから。

主治医
『X線検査の結果を見ても、

前回と比べても、悪くなっていませんので、

様子見でいいでしょう。

痛みがひどくなるようなら

すぐに言って下さい。』


自分
『わかりました。

前回に説明された同意書をもってきました。』


サインした同意書を渡す。

主治医
『ありがとうございます。
てつそうさんの症例は、
英文でも訳されて、色んな国の方にも
発表されて、聞いてもらう事になります。』

えっ。まじ。
英文でもでるんや。

自分の症例が、
どこかの誰かの役に立てるのは
嬉しい。

自分
『そうですか。よかったです。
少しでもお役に立てるのであれば。』

主治医
『県内の医師会専用の冊子にも

掲載される事になってますが、

大丈夫でしょうか?』


自分
『大丈夫です!
こんな貴重な経験、なかなか出来ないので、
ご協力させてください。』



主治医
『そうやって言って頂けると助かります。
僕達、医師もなかなか体験出来ない症例ですので
記録に残していきたいんです。』

自分のことが
そんなふうに広がっていくんやなぁ。

なんか、
嬉しいような
誇らしいような、

そんな気持ちにもなれた。 


色んな種類の遺伝子分子標的薬が
これからも開発されていくと思う。

癌だと、
宣告されて苦しむ人にとって、
治療の選択肢が増えていけば、
未来の希望にも繋がる。

自分の症例が、
その未来への一歩になるなら、
どうか、届いてほしい。

どこかの誰かの、
命と、希望になれるように。

学会の話の後は、
診断書や、仕事復帰の話をした。

復帰について、
先日、会社の上司から、
もう少し休んでおきなさい、と
勧めてもらった。

夏場の工場環境が、
身体に障ってはいけないから…と。
配慮していただいた案だった。

自分
『診断書は、5月31日までに、
期間を8月31日まで追加で
書いて欲しいんですけど…いいですか?』

主治医
『いいですよ。いつでも言ってください。
僕もすぐに復帰をするのは、
気になっていましたが、
本人さん次第かなと思っています。』

月曜日に会社行ってきた時、

上司からの提案だった。


これから暑くなり、
湿気も多くなるので、
てつそう君の病気のことを考えると、
涼しい季節か冬でもいいじゃないか…と。

休職期間の間は、
もう少しゆっくりとでもいいじゃないかと
言っていただけたのだ。

主治医
『いいですよ。会社の意見には賛成です。
診断書書きますので、受付で申込書に記入を
お願いしますね。』

自分
『ありがとうございます。
自分は復帰したい気持ちあるんですけど、

家族相談して慌てなくていいかなって。』


そんな話をしていると、
がん担当の専門看護師さんが
診察室に顔を出してくださった。

担任看護師
『お久しぶりです。体調いいですか?』

自分
『体調いいですよ!
黄砂は勘弁して欲しいですけど(笑)
あ、妻が会いたがってましたよ。
今日は仕事が休みになってくる予定でしたけど、

診察が思いほか早くて、

間に合わなかっみたいです。』


看護師
『そうやったんですね。
また、よろしくお伝え下さい!』

自分
『伝えときます。』

主治医
『では、次回の診察と検査なんですけど、
また2週間後で、次は、
CT検査と腫瘍マーカーの検査、それと、
ランマークの注射を予定していきます。』

おー。
今度は盛り沢山やな。

自分
『わかりました。よろしくお願いします。』

そう言って、
診察室を退室した。

携帯を見ると
妻から着信とLINEが入ってた。

すぐ電話をかけ、
総合受付へ向かう。

『今、終わったで』


『やっぱり!?間に合わへんかったーー!』
と、

電話で話す妻が、

ロビーの椅子で座ってた(笑)

おるんかい(笑)www

自分

『おるやん!(笑)

少し遅かったなあ。

結果悪くなってなかったで、よかったよ。』


血液検査の結果を渡すと、
妻はそれを、めっちゃみてた。

その間に
自分は会計を済ませて、

薬局へ行く。


薬剤師

『今回は高額医療制度の上限越えてますので、

代金はいりませんよ。』


自分

『そうなんですか!

もう越えてました!?』


薬剤師

『1錠が7700円に上がりましたから、

ほんとに高いですよね。

お大事にして下さい。』


自分

『ありがとうございます。』

と言って薬局を後にし、帰宅した。


妻は、
買い物をしてから家へ。

それぞれ帰宅した。
別々の車でわざわざ来てた(笑)

今回は、
レットヴィモを、
休薬せずに
継続して飲めていることが

何よりいいことやったかな。