てつそうです。


いつも、
いいね、やフォローを
ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4と診断された
自分の生活と、
その心の変化を
日記として書いています。



4月12日
身体の調子もよく、
午後から
2週間ぶりの診察と血液検査があった。


長男と長女は、小学校へ。
1歳娘は、
鼻水がひどく、こども園を休んだ。


12時を過ぎた頃に、一人で病院に向かった。


今日は、
血液検査
尿検査
X線検査
診察の結果が良ければ、
ランマークの注射


…盛り沢山だ。


検査前は、色々思っていた。


ここまで
体調を大きく崩す事なく、

すごせてるし、


体調安定には、気にもかけてきた。

肝臓の数値はどうなってるやろう?

肝臓は、感覚的にはわからないけど

調べたら悪化してる…ってことが多くて、

直前まで

いつもわからない。

だからいつも、結果のときは緊張する。


今日の検査日は、
終わってから、
楽しみにしてることがあった。


会社の人から
『てつそうさんの激励会をしたいので

焼肉屋を予約しました!』

って、

何ヵ月も前から、
誘ってもらってる日だった。


体調がよければ、ぜひ参加したいです!
と、
返事をしていた。

本当に久しぶり。
会社の人と食事会か〜。


病院の結果も気になるけど、
同じくらい、
仕事仲間との食事を楽しみにしてる自分。


ガンになる前は、
3ヶ月に1回くらいやっていた食事会…


ガンになってから、
家族以外と、食事をしていない。


だから余計に、ワクワクする!


気兼ねなく、食べられるよう、
どうか、良い結果でありますように!


病院のなかは、
午後からは
やっぱり人が少なくて、
スムーズに進んでいった。


待合室から中待合室に呼ばれるまでは、
早かったが…
中待合室に待たされてからが、長かった。

……けっこう待つ。

30分くらい待っていると、
自分の番が来た。


主治医 
『お待たせしました。お入り下さい。』

自分
『失礼します。』


診察室に入ると、
今日もガン担当の看護師さんはおらず、

先生だけ。



主治医

『体調に変化は、ないですか?』

自分
『特に変わらずです。痛みも咳も副作用もなく、
順調にきていると思います。』

主治医

『よかったです。

血液検査の結果は、プレドニンを飲んでいる

のもありますが、前回よりも
ALTとASTは、下がって入院していた頃の
数値にほぼ戻っていますね。』

自分
『そうですか!良かったです。』


気にしてた肝臓数値。
これなら休薬はなさそうだ!


主治医

『…ただ、腫瘍マーカー数値が

上がってきていました。

気になるところではあるのですが、
おそらくこれは、今日の数値ではなく、
レットヴィモ休薬中の影響で、
悪い時の後から出る時もありますので。

悪く考えすぎずに参考程度に

しておいて下さい。』



血液データを見る。


ほんまや。
めっちゃ高いやん。


774!!
『HH』って…。


こりゃ、
入院前の数字近くまで上がってるなぁ。


自分
『そうですか…心配ですけど、
体の痛みとか、咳もないですし、
薬の副作用もないので、大丈夫です!』



妻には渋い顔をされるかもしれないが、
自分では、
あんまり不安にもならなかった。

ふしぎと。


自分

『まぁ、気にしだすと、

メンタル不調になるので(笑)』


明るく答えた。

主治医
『そうですか』
先生もこそっと笑って、返してくれた。

主治医
『それで、レットヴィモなんですが、
40mgをから80mgで1日朝夜1錠ずつに
変更していこうと思うんです。』

自分
『わかりました。大丈夫です。』
そう答えた。


肝臓数値も安定してるし

(プレドニン効果かもやけど)



前に、進まないとな!


主治医
『じゃあ80mgに変更していきましょう』

自分
『はい!お願いします』

主治医
『それと、てつそうさんに、
もう一つ大事な話があって…。
このレットヴィモの症例、

学会で発表させてもらっても

よろしいでしょうか?』



えっ?学会!…自分の症例が、


びっくり。…いいの?


主治医
『数ある分子標的薬の中でも、
レットヴィモは、非常に珍しくて、
症例数が、凄く少ないんですよ。
もしよろしければ、ご検討いただけますか?
同意書をお渡ししますので、
ご家族で検討してよければ、

次回の診察で持ってきてもらえたら

うれしいです。』


自分
『症例数が少ないのは知ってましたが…
妻と相談して考えてみます』

主治医
『僕達医師も常に勉強していて
このレットヴィモでのガンの治療は、
今後の医療も役に立っていくと思っています。
てつそうさんは、副作用も少なく、

肝臓は数値があがったりして

不安定さはありますが、

自覚症状には出てきてませんし…。
そういった症例もあることは、
きっと今後の医療の役に立つはずです』

自分
『本当ですか?
お役に立てるのは嬉しいです』

主治医
『また良ければ、どうぞよろしくお願いします。』


ちらっと、

県内でレットヴィモの症例が

僕の次にも増えて、
5例目の方がおられることを知った。


いま、こうやってSNSで、
少ないレットヴィモの、
患者本人の生の声を配信してる自分。


効果や副作用はその人にしかわからないけれど、
終末期がんの治療の、希望の一つとして、
多くの人に伝わってほしい。


僕たち家族は、
この、レットヴィモに救われた。
いまも、救われている。


ガンで苦しむ一人でも多くの人に、
こんな方法もあるのだという事が、
伝わるといいな、と思う。


主治医
『では、診察は終わりますが、
今日は、ランマークの注射を打って下さいね。』

自分
『はい。
ありがとうございました。
じゃあまた次回お願いします。失礼します。』


診察を出て
中央処置室でランマークを注射して
会計をしに行った。

いつも
ランマークの注射は、痛いから嫌やけど、
今日は、血液検査も注射も
上手な人だったのか、
痛くなくて、良かった〜。


会計で
傷病手当の3月分を受け取り、薬局へ
昼からだと薬局も混んでないので
すぐに呼んでもらえた。


薬剤師
『今回レットヴィモ増量ですので
高額ですけど44400円です。』


…………うん!!!

安定の高額医療!!(笑)
高額医療制度利用してるけど、
診察代を合わせて、
約、55,000円!!


毎回、目ぇ覚める(笑)


薬局を済ませてから、

会社の食事会を計画してくれた人に、
『今日は、時間通りにいきます』
と連絡しておき、


ワクワクしながら
会場の焼肉屋に向かった。


食事会の話は、
また次回ブログにかきます!