てつそうです。

いつも、
いいね、やフォローを
ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4と診断された
自分の生活と、
その心の変化を
日記として書いています。



ブログのお休みについて、
呼んでくださる皆様には、
ご心配をおかけいたしました。

また、
コメントくれた方へのお返しできずに
失礼いたしました。


まだ熱は
上がったり下がったりしているのですが、
下がっているときは
食欲も出てきて、
できる時間も増えてきました。

妻が、
病院の手配をアレコレして、
電話で
ガン担当看護師さんの指示を仰ぎながら、

かかりつけ内科に行ったり、
様子見ても治まらなくて、
結局、
今がん治療をしている総合病院に、
受診となりました。


わかったのは、熱や痛みの原因。
癌とはまた別のもので、

『鼻の中の炎症と溜まりきった膿』でした。


今回、高熱よりも苦しんだのは
痛み、でした。

ロキソニンがきれてくると、
頭がズクン、ズクンと激痛。
立っていられない。

その原因が『膿』でした。

まず呼吸器科でみてもらい、
耳鼻科に回してもらい、
その耳鼻科には、
今までの担当とは違う、
男性の医師がおられました。


同総合病院の耳鼻科には、
毎度通ってました。
女医の先生で、
診断は『アレルギーですね』と、

いつもアレルギー薬を処方箋されてました。


今回の男性の医師は、
症状を聞き、
僕の方を見て、診断をしようとしてくれた。
(女医先生はいつもパソコンを見ていて、
初診の時も、鼻の入口を少し見ただけで、
カメラで中まで見ようとしなかった。)

初めてこの病院で、
カメラを使って、
耳鼻の中を診てくれました。

『中耳炎は、ない。
耳はキレイやねぇ。』

『鼻も見てみよか。』

そう言って、
鼻の中にカメラを通すと

『あちゃー…!
てつそうさん、みえますか?』

カメラを見せてもらいながら、
説明をしてくれる。

『これ、全部膿ですよ。
相当、溜まってます。
これは…ずいぶん痛かったでしょう?
だいぶ前から鼻血もありませんでしたか?』

『そうですね……毎朝鼻血でてて…
膿みたいなのも出てましたね…
それで、耳鼻科にきてました…』

『アレルギーじゃないんですか…?』

『いや、これはアレルギーじゃないよ。
炎症だよ。
みてごらん、
膿が鼻から喉にかけて張り付いてる』

カメラには、
目を背けたくなるほどひどい映像がのってた。


熱さと痛みで朦朧としながら、
『アレルギーちゃうんかい!!!』
って、心のなかで思った。

そういえば、
鼻の中をカメラで診てもらうの、
この病院では初めてやな。




見つけてもらってよかった…………


なにかわからない苦痛
なにかわからない痛み
なにかわからない原因


それがはっきり『わかる』だけでも、
すごく楽になれた。


処方された薬は、
今までのアレルギー薬ではなく、
抗生剤だった。



帰宅して、
妻と話し合った。

耳鼻科の主治医は、
変えてもらいたいと、
お願いしようと。



もう、誤診で苦しむのはコリゴリだ…。


先生が完璧でないのは知ってる。

でも…
自分、一応、

肺がんステージ4b。


薬ひとつ、肝臓に響けば、
今みたいに休薬になって、
癌と戦うカードを失う。

癌と戦うカードを失えば、
命だって、
失うかもしれやんのに…。


もうちょっと、
もうちょっと、命を見て欲しい。


その他大勢の患者のうちの1人なのはわかってる。
それでも、
患者に『てきとうやなぁ』と
感じさせるのは、
もう、怖かった。


自分は、
自分の命を守りたい。



『医師というのは、ちゃんと自分で、探さないと』


そう話し合った。

なんか原因はわからんけど、
とりあえず症状抑える薬出しとこ。

…みたいなのは、
原因が見えてないからでしょ。

今日みたいに、
何が、痛みの原因で、
何が、体の中で起こっていて、
なぜ、こんな事になっているのか。
何をすれば、改善していくのか、

これらを診るのは、
これらを説明するのは、
基本だよと
妻は言う。

自分はいつも、
わけわからんけど
リハビリはこれしとけばええやろ、
なんて、あり得ないと。

どこが原因で、
何が原因で、
なぜこうなっていて、
どこをアプローチすれば改善するのか?

評価してると、

その評価に、
何日もかけることもあるほど、
大事にしていると。

それが
『見る、観る、診る、視るやねん』
と。


いつも適当に妻の仕事の話を聞いてたけど、
今回の誤診にあたっては、
説得力があった。

男性の耳鼻科の先生は、
ちゃんと説明してくれた。

何が原因で、
なぜ痛くて、
だからどういう経緯があって、
これからどんな治療をして、
どんな回復をたどっていくのか。

教えてくれた。

妻は『当たり前』なのだという。

患者さんという
人の人生に向き合う心を持ちながら、
その目は、
病態を捉え向き合うんだよ、て。


僕の妻は、心強いな。

誤診の時の妻はすんごい怖いけど(笑)
まとめて自分も怒られるねん(笑)

なぜちゃんと聞かなかった?と。

原因はなんですか?
なんでこんなに痛いんでしょう?

メカニズムを知ってるなら、
答えてくれるから。
不安に思ったら、
ちゃんと聞きなさい!って。


あー、強。(こわ)




その鼻の中の膿は、
しばらく引くまでは、
熱が上がったり下がったりするよ、と
先生は言った。

だいぶ、
放置してたみたいやから、
時間かかるよ。


今日もまだ熱はある。

痛みも、未だあるけど、
楽にはなってきた。


放置…してないんやけど、
いつも待ち時間待って、受診してたけど。
結果は、放置て。

もうこんなんは、嫌やわ。


今度からは、
耳鼻科の主治医は変えてもらう。

あの、男性の先生なら、
安心できる。
ちゃんと『診断』して、それを
説明して教えてくれるから。
専門家として、
信頼できるから。




そんなことで、

すごい痛みを味わってました。

癌じゃなくて、

鼻の中の、
放置し続けた膿が、原因でした。