てつそうです。

いつも、
いいね、やフォローを
ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4と診断された
自分の生活と、
その心の変化を
日記として書いています。



肝臓の数値が急激に上昇して、
レットヴィモが休薬になった。

そんな中でも、
自分の生活のルーティンを
変更するつもりは、全くなく、
いつも通り過ごしていた。


レットヴィモを飲まず、
5日間が過ぎて、
体の変化はというと、

痛みはなく、咳も出ない。


今の所は、大丈夫そう。


11月29日
血液検査になり、病院へ。
妻と0歳娘と一緒に行った。


主治医
『前回の結果と比較すると
ASTが237→79と
ALTが606→244と
数値は、下がっていますが、
まだ、高い状態です。
また薬を再開すると、
数値が上がってしまう可能性があるので、
もう少し休薬していきましょう。』


やはり、残念な気持ちは隠せない。
せっかく適合した薬だったのに…。
そんな気持ちがあった。


自分
『そうですか…
どこまで下がれば再開できますか?』


主治医
『ALTが140きるくらいじゃなと、
再開は厳しいですね。』


自分
『…わかりました。』


主治医
『次の診察日は、12月6日です。』



……!!!!

12/6???


心の中で、

その日って、自分の誕生日やん!!!

と、叫んだ。


あくまで、心のなかで(笑)


年末の忙しい時期。
先生も変更は大変だろなー…
と、なんとなく思ったので、
それは心の中においておいた。


レットヴィモが再開しなかったことが、
ショックではあった。



妻は、
できる限りのことをしてくれようと、

家での食事をすべて、
オーガニックに変更すると

この時、話してくれた。

今までだって、無頓着ではなかった。
それなりに考えてた。


でも
本格的にするという。




『玄米にして、調味料も全部変えるけど、いい?』

自分
『うん。ええよ、ありがとう。』

妻が、遂に食事まで本気で
取り組むと、

宣言したような感じがした。


この日から、
食事療法も本格的にスタートした。



レットヴィモがなくても…
できる限りの癌対策を、
夫婦で考えていった。


今のところは
体の痛みや咳はない。
まだ休薬してから、変化なしだった。





12月6日 
46歳の誕生日は、病院行き。(笑)

いつもの流れで検査が終わり、診察へ。

主治医
『前回の結果と比較すると、
ASTが79→141と
ALTが244→271と
あまり変化してませんね…。
もう少し休薬しましょう。
腫瘍マーカーの数値は、
CEA 8.3→5.9
シフラ 2.8→2.8
CA19−9  529.9→279.1
全体的に下がっていますね。』


自分
『なかなか下がりにくいもの
なのですね…。わかりました。
腫瘍マーカーが下がっているのは、
目安の数値かもですが、ありがたいです。』


主治医
『副作用の症状ですので、
3週間から4週間は数値の高い状態が
続くかもしれません。
ですので、次回の診察日を、12月19日にして、
年末も近いので、薬を再開するか
判断しましょう。』

自分
『お願いします。』


誕生日に再開は出来やんだかぁ。

年末までにはなんとかなるだろう。

そんなふうに思ってた。



12月10日を過ぎたあたりから、
咳は出ないが、
今までとは少し違った、体の痛みが出てきてた。

ズキンと痛いのではなく、
ジワジワとくる痛み。


……痛みが出てきたな。



痛みが出て、
レットヴィモ再開の目処はたってなかったけど、

心まで
ネガティブになることは、なかった。



12月19日
休薬してから、約3週間後。
この検査結果で、
年末年始の期間までに
レットヴィモの再開出来るかを決める
重要な日であった。

いつもの検査が終わり、診察へ。


主治医
『前回から2週間たちましたが
ASTが141→42と
ALTが271→80と
薬を再開出来る数値まで、
下がりました。』


自分
『すごくさがってる…!よかった〜!』


なんだか、先生の表情も明るい。

主治医
『再開は、今日の夕食後からで
今までは、朝と夕で一回80mgを
2錠飲んでもらっていましたが、
朝と夕で1錠ずつから、再開していきましょう。
それで、病院の冬休みまでに、もう1度検査します。
12月28日に来て下さい。』


自分
『はい、よろしくお願いします。』


主治医
『なにか、気になる事はありませんか?』

自分
『そうですね…。
体の痛みが少しずつ出てきていますが、
痛み止めは飲まずに来れてます。』

主治医
『あんまり痛みがキツいようら、
我慢せず飲んで下さい。』

自分
『ありがとうございます。
そこは自分で調整していきます。』

主治医
『来週、お待ちしてますね。』



病室を出た後に、妻と喜んだ。


再開出来るだけでも、
ありがたかった。


痛みが少しずつ出てきて、
痛みの回数や大きさもだんだん増えていって、

しかも、咳も出始め、増えてきて、

少し不安にはなってきていたので、


このタイミングでの再開は、
不安な気持ちを救ってくれる出来事になった。



その夜から、久しぶりに
レットヴィモの投薬再開となった。


12月28日
子供達は冬休みに入っている為、
妻は子どもたちと家で留守番。
病院には自分1人で行く事になった。


病院に行き、
検査は血液検査だけだったので、
終わって診察までの時間を、待っていた。

この日は、
年末最後の病院というのもあって、
ものすごく混んでた。

………

なかなか呼ばれない。


1時間ほど待って
事務の人が呼びに来てくれた。

事務の人
『てつそうさん
今日は、別室で診察するので、
私が案内しますので、
着いてきて下さい。』


自分
『わかりました。』

着いて行く途中、短い時間だったけど、

別室ってなんかやばないか?
検査結果が相当悪かったんか?

色々と頭の中で考えてしまった。

着いた先は、
ほとんど使われていない
ギブス装着の練習室だった。

こんな部屋見るの、初めてやわ(笑)

主治医
『どうぞ』
自分
『失礼します。』

部屋には、マネキンと主治医のみ
いつものケアワーカーの明るい
看護師さんがいない。

殺伐とした、
ちょっとシュールな部屋だった。
一言でいうと
『物置』みたいな部屋。


主治医
『すいません。今日は年末で
先生の数が少ない上に、患者さんが多くて…
だから、普段あんまり使われて
いない部屋も診察室として使ってます。』


自分
『あっ、それで!……大変ですね。』

先生の顔の疲れが、
その忙しさを物語ってた。


主治医
『前回、薬を再開してから
1週間経過した数値ですが、
ASTが42→59
ALTが80→124と
少し上がりましたが、
140以下なので、大丈夫です。
このまま、朝夕に1錠ずつ、
継続していきましょう。』


自分
『よかったです!
別室につれて行かれたので、
色々と想像してしまいました(笑)
今朝この前から投薬再開して、
そしたら急に
体の痛みもやわらいできて、
やっぱりレットヴィモすごい
って感じています。』


レットヴィモは本当にすごい。
痛み始めてきてた体の辛さが、
すーーっと、
消失していったんだから。


主治医
『それは、よかったです。
他の副作用の症状が出ないのも、
体には、いい事ですから。
それでは…次の診察日は、
1月9日で大丈夫ですか?』

自分
『大丈夫です。』

主治医
『では、年明けに待ってます。
良いお年を』

自分
『先生も良いお年を』

そう言って病院を後にした。


良かった!!
年末年始は、痛みなく迎えられる。

ホッとしていた。

妻も喜ぶ。

急に数値が下がったのは、
妻の食事への覚悟のおかげかもしれない。

食材だけでなく、
調味料の全ても変更していた、妻。

本気で、僕のことを支えてくれてる。
それが、
態度や、行動で、
ちゃんと伝わってくる。

それが何よりの、
僕の命の源かもしれない。

そう思うと、心があたたかくなって、
自然に感謝の想いで、溢れた。


考えてみれば、
介護問題から始まった2023年も、
もうすぐ終わりやな。

癌が発覚して、今治療中なんて人生、
想像もしてなかった。

この1年あっという間に過ぎていった。



今ここに、生きている。


これからも、家族の中に、
自分が存在していられるように、

来年も完治(ゴール)に向けて、
進んでいくだけ。


車で色々と思いながら、
家に戻った。