てつそうです。

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ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4の自分が、
ステージ4と診断されるまでの、
生活と、その心の変化を書いています。




3日かけて検査が終了した。
結果が分かるまで、約一週間か…。

西洋医学でできることは、
精一杯やってる。

他にできることは、
栄養と、意識改革だ。

できることは、
なんでもとりいれていきたい。


妻のガンの分析によると、
癌には共通点があるという。

食事でも
タバコでも
予防でも、ない。

それが
『意識』だという。

末期がんから治る人もいれば、
治らない人もいる。

癌になる人もいれば、
どんなに不摂生でも、癌にならない人もいる。

その共通点。 

それが、
『心の底から笑っているか』だという。

魂から喜べているか、どうか。

そんな生き方ができているかどうか。
なのだ、と。

喜んでると思っても、
深層心理では喜べてない、とか。

顕在意識では幸せだと思ってるけど、
潜在意識では、不満をもってる、など。


自分の本音から
目を背ける生き方は、
病を作る要素になる、と。



癌に対抗する
NK細胞の活性化には、
『笑い』がいい。『笑い』が、必要だ。


その『笑い』とは、

笑うことだったり、
幸せを感じること。

ストレスフリーな生活だ。

心地の良い生き方を選ぶことだ。

気持ちよくいられる環境で
生きていくこと。

その環境を作り出すのは
本人の『意識』だから、と。

妻は
免疫に働きかけるケアを重視している。

その免疫を左右する
『ストレス』という存在。

そのストレスには、
『意識』の在り方が大事だ、

人間の思考や、
行動を生み出すのは、
『意識』なんだから。

という見解だ。
(完全に妻の個人的な見解です)



それでか、妻は
『気持ちの良い場所に行ってほしい』と、
話してくれてた。

『あなたの心地よい場所は何処なの?』と。


刀根さんの著書にも載っていた
瀧原宮神社。
その神社を勧めてくれてた。

ゼロ磁場とも言われてる場所だし、
瀧原宮は、
日本古来の自然が、
今も残る場所だから、と。

人の手が入ってない、
変な願かけや、欲のおとしものも、
ほとんどない場所だからと。


その瀧原宮に、

10月18日に行こう、と妻に言った。


何年か前にも家族で行ったことがある。

でもその時は、
妻が行きたいと言った所に
ただ、ついていっただけだったので、
ほとんど覚えていなかった。


今回は自分から行きたいと思えて、
断られても1人で行くつもりで
妻に行こうって誘った。

妻は、
よろこんでついてきてくれた。


当日。

朝起きたら、
雲一つない快晴で、
景色に霞みも無く、

なんか、
まっさらな気分になった。


この日だけは、
体の痛みはあっても、
自分で運転をしたい!と思った。

駄目ならすぐに交代すると言って、
運転をさせて貰った。

妻には、
自分が病気になってから、
いつも車を運転してくれていたので、
とても感謝をしていた。  

でもこの日だけは、
『自分の力で』と思ったんだ。

久しぶりの運転。 
高速を走る感覚、

空は快晴。

周りの景色。

車の疾走感と
ながれていく風景を感じながら、

この日の運転は
痛みも忘れるくらい、気持ちよかった。


あっという間に瀧原宮に着いた。

妻からは
『あなた1人で参拝しておいで』
と背中を後押しされた。



そういえば、
神社仏閣を参拝する時は
いつも誰かと一緒だったなあ。

子どもを見ながら、とか。
誰かと話しながら、とか、

1人で行った事ってあったかなあ?

そう、改めて思いながら、
鳥居をくぐった。

参道を少しあるいていくと、
ねじれ杉という有名な木がある。


その樹に手を当ててみた。

太陽の光を浴びて、
森の音を聴く。

木々の葉の音を聞く。

遠くに響く川のせせらぎも。

玉砂利の音も。


風の心地よさ。

木漏れ日の光。

禊ぎ場の川に手をいれて
水の流れを感じ、


色々なエネルギーが
交差して、

身体に降り注いで、

心地よさが
身体に浸潤していくみたいな。

満たされていくような、
溶かされていくような、

不思議な感覚を味わっていた。




何なんだ…。この感覚は。




自分の中でようやく

病気に対してのスタートの柏手が
鳴ったのだと思えた。


参拝が終わる頃には、
会う人、会う人に、
話しかけられる、
という、

不思議な現象があった。

こんな事は今まで無かった。

いつも自分は
話しかけるなオーラ全開だから(笑)


妻は
『あなたの中に変化がおきて、
殺気みたいなのが取れたんじゃない』
と言っていた。


自分の好きな漫画のセリフ、

『出航だー!』

今の気持ちは、
まさにこの言葉そのもの。



この病気になったけど、
やっとここまでこれた。

すべてを受け入れて
闘っていこうとスタートをきれた。


これが人生の折り返し地点なのだろう。


そんな感覚が、
体中を貫いていった。



やっと。
やっとここまできた。

やっと辿り着いた。


さぁ、ここからだ。


ひとつの事業をやり終えて、
新しい事業のスタートをきれる。

清々しい気持ちだった。

この快晴の空のように、
心の中も澄んでいるのが、分かった。



人生の折り返し地点。
いま、

それが、ここだ。


これからの自分は、
新しい意識で生きていく。


その始まりが、今日だ。