てつそうです。

いつも、
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ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4の自分が、
診断されるまでの、
生活と、その心の変化を書いています。

未熟なところも多いかと思いますが、
あたたかく見ていただけましたら、嬉しいです。






癌のステージ、
転移や広がりを調べる検査は、
怒涛のラッシュで続いてた。

PETCT検査の次の日は、
胃と大腸の内視鏡。

検査のため、
前日の晩から下剤を飲んでいく。

空腹でも、
前日から
食べれるものは制限されていた。

だから、
PETCT検査から帰ってからは、
たべたいー!って気持ちを我慢して、

妻に、素うどんを作ってもらった。

これなら、消化がいいから、と。

空腹なこともあり、
素うどんは味気ないなぁ…と
思っていても、

口にいれると、すごく美味しかった。
空腹に染みる。


夜になって、
21時頃から隔離部屋で一人、
下剤を飲んでいく。

胃カメラは過去に経験したことあったが、
大腸検査は経験したことがなくて、
人生初経験だ。

癌の検査で『人生初めて』にばかり出会う。

なにげに、
この検査前の、
下剤で便を出す作業が辛かった。
(他に表現なくてすみません)

夜中に何回トイレに行っただろうか。
(つらい!)

朝になって、
水とお茶しか飲めず、

腸の中の残りカスを出す為、
マグロコールという
ポカリスエットみたいな味の液体を
2時間かけて飲んだ。


検査は午後からだった。

病院にはいつも、
妻と0歳娘がついてくれてた。


検査専用の服に着替えて、
麻酔をして検査台に寝る。

内視鏡…と聞くだけで
あの日の恐怖(呼吸器内視鏡)が浮かんで、
全身が硬直した。


それが、

胃カメラ、大腸カメラは、
なんの痛みもなくあっという間に終わっていった。

???
なぜこんなに違うのか??

自分でもよくわからないけど、
全然、楽だった。

ホンマにいつカメラ入れてたん?
てくらい!

なんでやろうか??

とにかく、
想像以上に楽に終わって、一安心だった。


家に帰宅して、
息子と娘が帰って来るのを待ち、

家族みんなで、焼肉を食べに行った。

もう決めてた!!
食制限のないこの日は、
肉を食べるのだ!と!!!!


我ながら思う。

本当にこの家族は
食べる事に対しての意欲が、
他の家族の何倍もすごい(笑)

美味しい物食べているだけで、みんな笑ってる。

妻の仕事、食支援の理念。
『食べるチカラは生きるチカラ』は、
そのままのうちの家族じゃないか!(笑)

よく食べて、そして楽しかった。

次の日にあるMRI検査に向けて
体力をつける事ができた。



この3日間、食べることを制限して、
空腹で、しんどかった。

食べたいのに、食べれない。は、
身体にも負担だけど、
心にも大きな負担だった。

もちろん検査で仕方なかったんだけど、

そうじゃない。

検査という限定的な制限でさえ、
つらかったのに。

病によって食べられない…は
想像を絶するダメージだと思ったんだ。


今は食べられる。
まだ食べられる。


本当に。
食べられることは、喜びなんだな。

そう思った。