てつそうです。

いつも、
いいね、やフォローを
ありがとうございます。 
とても、励みになります。

こちらは、
肺がんステージ4の自分が、
がんと診断されるまでの、
生活と、その心の変化を書いています。

未熟なところも多いかと思いますが、
あたたかく見ていただけましたら、嬉しいです。






10月5日からは、
家族でいる時に少しずつ笑えるようになっていた。

仕事に一所懸命になっている時は、
ほとんど笑う事もなかった。

病気で会社を休職しだしてからは、

痛い
苦しい
だるい
イライラ

子供からは、
ずっと怖い顔をしてたんだなあと、改めて思えた。 


子供は、
親が怒っていると、子供も怒りやすくなり、
親が笑っていると、子供も自然と笑ってる。

自分を写す鏡みたいな存在なんだ。

体は小さくても大きな存在なんだ。


家族が笑ってるのが一番だ。

今の自分には
どんな薬よりも効果がある。

痛みも忘れられた。



10月10日から検査が続く

10/10  PETCT検査
10/11  胃と大腸カメラ
10/12 脳MRI

早く治療が始められるように。
という、
病院からの配慮に思えた。

そんな何気ない人の想いが、
ありがたく感じた。


怒涛の検査ラッシュの前、

10/9は
妻が前から話していた、
南伊勢でヒーリングをされている、
河野修一さんという方に会う予定をいれた。

予約の電話をしたとき、
本当は、
月末から海外へいかれる予定で、
お忙しい中、

急な予約にもかかわらず、
日をあけてくださった。




河野修一さんは、
魂の整体師・ヒーラー・ライフコンセプターを
職業にして、活動されている方である。

刀根健さんという方が書いた著書
『僕は死なない。全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』

という本の中に、
河野さんの紹介があった。

まさかの三重。
地元だ。

ご縁を強く感じたから、と
妻は話していた。

行く前に必ず呼んで欲しい、と言われ、
付箋の部分を読んでみた。
(妻が付箋をしてくれてた)

著書には、
刀根さんが河野修一さんと会われてからの事が
細かく書かれていた。

読んだ時の感想は、
本当にそんな不思議な事が起きるんだなと。

自分の中では、
半信半疑ではあったが
その方に会って
話を聞いてもらいたくなった。

行ってみたい。


身体がしんどい時は
何もする気になれなくて、
聞きはするけど、
実行には移さない。

そんな日々だった。

いや…
身体がしんどいだけじゃないな。

きっと、心も、まいってたんや。

身体の痛みは変わってなくても、
心の余裕があるだけで、
こんなに感覚も違う。

仕事を休むようになって、
時間に余裕ができて、

自分に余裕ができて、

心も落ち着ける時間ができて、

『そんな余裕あるか!』って
受け入れられなかったものも、

入る余裕が、
できてきたのかもしれない。

妻の言葉も。
子供達の言葉も。



癌になって、
悪いところばかりの視点が、

癌になって、
気づいたこと、
得たものもあるんじゃないか、と

そう、
思う気持ちが芽生えてきてた。
どこかで。

癌は、命を奪う怖い病だけど、

自分は今、
休むことで、

自分の時間、
自分の人生の、足元をみてる。

見れてる。
見れる余裕ができてる。

その機会は、『癌』だ。


『病は気から』

妻が
『意識は大事やで』
って、
教えてくれる。


どうやっていけばいいのかまだわからない。

でも、

受けいれてみよう。
チャレンジしてみよう。


そんなふうに
考えられるようになってきてた。