阿見町消防団第5分団には地元在住の大学生4人が参加していました。向かって左・海野、中央の4人が大学生、右端は第5分団長。地域社会に貢献しようとする高い志を持った若者です。

 

いよいよ出水期が到来しました。最近の水害は、ゲリラ豪雨などと呼ばれて、短時間に大量の降雨がある線状降水帯が発生すると大雨となる可能性が高い状況となり常に警戒が必要です。

 

先日、行われた利根水系の水防訓練に続いて、今日は、霞ヶ浦地区水防訓練が稲敷市の江戸崎総合運動公園を会場に実施されました。主催は茨城県消防協会稲敷地域水防霞ヶ浦地区で、直接の案内はありませんでしたが見学してきました。この会場は、稲敷市の花火大会が行われる場所で、私も見物に来たことがあります。

 

水防訓練の演習想定は以下のようなものでした。

「発達した低気圧の影響により連日にわたる豪雨のため、利根川本流及び諸支流の増水規模が非常に大きく、このため水位は急激に上昇中であります。

 国土交通省関東地方整備局と気象庁予報部共同発表の洪水予報によれば、利根川の最大水位は、15日午前5時頃に警戒水位を越えることが予想されます。

 以上の状況から、霞ケ浦の常陸川水門は利根川本川からの逆流防止のため閉鎖しており、このため霞ヶ浦の水位も急激に上昇中であります。

 稲敷市信太古渡地先の最高水位は堤防天端に迫る危険があり、その時刻は午前10時00分頃と思われるので、直ちに水防体制に入り、堤防の低いところ、漏水の起こりやすい箇所、橋梁樋管等の構造物は厳重な警戒が必要です。

 よって、水防本部は直ちに水防活動に入り水防団の出動を願います。」

 

 

 

水防訓練は、消防団員の水防技術の向上を図るために実施されるもので、稲敷広域消防本部(常備消防)の職員が指導役となります。消防組織はもともと自主組織が基本となり長い歴史があります。

 

訓練種目は、「土のう拵え(こしらえ)工法」「改良積み土のう工法」「シート張り工法」「繋ぎ縫い(つなぎぬい)工法」の4種目で、終始熱心に取組んでいました。

 

訓練には、阿見町・美浦村・稲敷市の消防団の他、国土交通省、茨城県、茨城県警察、自衛隊土浦駐屯地の関係者が、熱心に見守っていました。

 

阿見町出身の堂込麻紀子参議院議員も出席されていました。いろいろと話しました。

 

このオートバイは稲敷市消防団のもので、阿見町では消防団としては配置がありません。しかし、常備消防の阿見消防署に3台配置されているということでした。ただ、赤色灯が付いてないということでした。無線もついており、状況把握に有効だということです。

 

 

 

ところで、私は落語が好きで、特に故古今亭志ん朝がひいきで、就寝前に落語を聴きながら眠りに就くのが日常になっています。落語に、二番煎じという江戸時代の「火の用心」の町内見回りの様子を面白おかしく描いた演目があります。「それでは二番を煎じておけ!」という下げが面白く、何度聞いても飽きません。

 

 

阿見消防団からは、第5分団が参加していました。第5分団には地元出身の現役の大学生が4人加入して活動しています。若々しく活動的で、頼もしく感じました。皆さん、同級生で仲良しの間柄で、長く活動を続けようと考えているということです。