当選祝いにいただいた茅葺屋根の古民家・山中家住宅。照明をつけてみました。メルヘンチックに制作したということでした。向かって左には馬小屋がありました。

 

 

 

これは現存の山中家住宅をモデルにしたもの。正面に向かって左に馬小屋があったが住居に改造されている。右側が仙台藩の役人が龍ケ崎の陣屋から来た時の入口。

 

3月の町議会議員選挙で4選を果たした後、一月ほどした4月中旬ごろ常陸大宮市の知人、長谷川武士さんから電話がありました。「祝いの品を用意したので渡したい」ということでした。「そのような心配はいらないので・・・」とお断りしたのですが、「もう用意してあるので取りに来れないか」ということでした。

 

なかなか伺うことが出来ませんでしたが、やっと先日、伺うことが出来ました。長谷川さんの家は、旧那珂郡山方町にあります。中心地の旧山方町役場からしばらく入った自然豊かな山村にありますので、阿見町からは常磐道(高速道路)の那珂インターチェンジから国道118号線を大子方面に40分くらい走った所にあり、90分くらいの距離感です。

 

 

長谷川春子さん 山中さん 長谷川武士さん 湯原教育長(当時)。長谷川さんは、2019年12月、阿見町福田に所在する茅葺き屋根の古民家・山中家住宅を30分の1サイズで制作し阿見町に寄贈された方です。

https://ameblo.jp/sougousenryaku/entry-12561772726.html

 

 

その後、2020年10月から11月にかけて、この山中家住宅が阿見町の各公民館を巡回展示された際に、阿見町を訪れてご案内して以来ですから、3年半ぶりにお会いすることが出来ました。お互いに少しだけ年齢を重ねましたが、お元気でした。

https://ameblo.jp/sougousenryaku/entry-12486765272.html

 

しばらく世間話をした後、「祝いの品」をいただきました。それは、私が選挙に当選したらプレゼントしようと半年前から制作したもので、茅葺き屋根の古民家・山中家住宅の45分の1サイズのものでした。当時も私に、「この山中家住宅は後世に残す価値のある立派な古民家だから、海野さんの力で残してね。」と言っておりました。

 

しかし、それから何度か議会で取り上げて保存への道筋を提言していますが、進みません。行政のトップも、教育関係のトップも、後世に残すべき価値を理解しない、関心を持たない、という現状です。悲しい思いはありますが、諦めずに提言し続けて行きたいと思っています。

 

今回、4選目に挑戦したのは、こうしたやり残しがあるからです。まあ、自分がトップならばすぐ実現するのですが、まず価値の重要さを理解させることから始めなければならないというのは大変です。

 

 

 

 

改めて、長谷川さんが制作して自宅に保存されている茅葺き屋根の古民家を見せていただきましたが見事なものです。全部実在している古民家で、実際に現地に何度も足を運んで、写真を撮影し、実測して30分の1スケールで制作したものです。売ってもいいということですので、ご希望される方は、私にご連絡下さい。高いですよ・・・