山岡恒夫牛久消防団長は元県議会議員で、県議時代にご一緒しました。2013年から団長だそうです。

 

昨日、令和6年度三組合合同水防訓練がありました。会場は、取手市椚田地先にある小貝川・藤代地区防災ステーション(県南総合防災センター)でした。主催は、利根川水系県南水防事務組合、稲敷地方広域市町村圏事務組合、常総地方広域市町村圏事務組合で取手市、牛久市、つくばみらい市、つくば市、龍ケ崎市、稲敷市、利根町、河内町の8市町の消防団、総員3百名内外が参加した大きな規模の水防訓練になりました。常備消防署職員が、消防団に対して水防工法を指導するという位置づけです。

 

 

 

 

 

訓練は、「土のう作り」、「シート張り工」、「改良積み土のう工」、「釜段工」、「水のう工」等で、「水のう工」については初めて見学することが出来ました。説明を聞くと、土のうを運搬するよりはすばやく仕上げることが出来るという印象でした。また、現場によってどの工法が有効なのかを適切に判断することも必要だと考えました。

 

訓練想定は、「雨台風12号が関東地方を直撃」「小貝川上流では、未明からの雨が雨量100ミリ以上に達し水位は急激に上昇中」、天候は回復したが、「マグニチュード7、震度7の直下型地震が発生」「市内各所で家屋の損壊等大きな被害が発生」「避難所では、飲料水、食料品、毛布等の不足が生じている」、というものでした。訓練とはいえ、震度7を想定するのは、私は納得しています。

 

近年の水害では、毎年「予想を上回る」豪雨が発生している状況で、各地で大きな被害が発生しています。そのためには、住民が水防に関する基本的考え方を理解することが重要だと思います。今回の水防訓練についても、もっと多くの住民が見学できるように周知し、見学できる機会をつくる必要があると思います。これは是非とも実現してもらいたいと思います。

 

 

 

会場の防災ステーションには河川水害の展示もありますが少し物足りないものがあります。主に、水防関係の資機材及び備蓄食糧倉庫という位置づけのようですが、展示内容をもっと充実して市民が気軽に立ち寄り、楽しみながら学べるような施設にしていただきたいと思いました。地元議会から要望ないのかなあ・・・