ボランティアガイドの寺嶋たか子さん・同級生でした

 

https://www.e-sawara.com/learn/#ar_top

 

先日、年に一度、学生時代からの同志が一泊で旧交を温める研修旅行を茨城県。千葉県で行いました。今回は、私がホストとなって潮来市と佐原市の旧跡を訪ねながら、楽しい2日を過ごしました。まあ、観光旅行ですね。

 

その際、小野川が利根川に合流する場所にある「道の駅・川の駅水の郷さわら」に立ち寄りました。そこから出航する佐原の歴史的市街地をめぐる観光船に乗ろうと思いましたが、残念ながら大雨の影響で観光船は中止でした。

 

 

そこで、防災教育展示室を見学しました。利根川全域の風景を地図によって見ることができ、利根川の概要から、治水技術の概要まで、地図やパネルで学ぶことができます。特に、江戸を水害から守るために利根川東遷という大工事を成し遂げた歴史と徳川幕府権力の力を見ることが出来ました。日本全国、いつの時代もどこに行っても都市改造が着々と行われていることを知るのは旅の楽しみです。

 

防災教育展示室は国土交通省と香取市が整備したもので、展示点数は少ないものの内容は多彩で充実しており、利根川のめぐみと水運、昔栄えた水運(蒸気船)の実態、豊富な漁業資源(各種魚、各種漁)、水害に備えた家屋(水塚)の様子、堤防が無かった頃の様子(輪中堤) 、水害の歴史や様々な治水技術の歴史、現在の対策技術までに至る工夫などをボランティアガイドが丁寧に説明してくれました。

 

ガイドさんは勉強熱心で、富士山噴火際の佐原への影響などにも触れて説明していただきました。お聞きすれば、茨城県稲敷市(旧東村)出身で、第二の故郷である佐原を知ることを楽しみにしていることが伺えました。お陰様で佐原の街や利根川について深く理解することが出来ました。

 

 

香取神宮を参拝し、伊能忠敬の偉業を展示する記念館や生家を見、佐原大祭の山車会館で祭りの様子を見て、歴史的町並みを散策し、来年の再開を約して解散しました。