今日は、久しぶりに上京して、午後、参議院の憲法審査会を傍聴してきました。憲法審査会は、衆議院、参議院、それぞれ開催されており、各会派(各党)の意見表明が続いています。

 

今日も各会派からの意見表及び委員から意見表明がありました。内容は、非常に多彩なもので、それぞれ憲法にかかわる重要な論点について、意見がありました。

 

 

私が国会に赴いて傍聴したのは、所属するれいわ新選組の山本太郎代表が意見表明をするということなので、直接聞いてみたいと思ったからです。

 

山本太郎代表は、憲法に定められている災害時の人権や生活再建が全く機能していないということを、口を極めて、舌鋒鋭く、意見表明していました。能登半島地震の現場の状況やさまざまな災害状況の現場を見、被災者への救済を訴えてきた政治家として、国による棄民政策だと怒りを抑えきれない様子でした。

 

まったく同感です。最近、能登半島にボランティアで入ったれいわ新選組所属の地方議員のレポートを見ると、4か月が経過しているにもかかわらず、震災当時とまったく変わらない被災現場が見て取れます。本当に被災者救済に全力を尽くしているのか、どのような課題を抱えているのか、法律の改正が必要ならば迅速に実行して欲しいと思いました。

 

岸田文雄首相は、自民党総裁任期中の憲法改正について、任期が終了する2024年9月末を指すとの認識を示しています。そのスケジュールに沿って進むとすれば、相当強行的な審議が行われる可能性もあります。自民党の国会議員の4分の一は、旧統一教会とかかわりを持ち、政治資金を裏金化して使途不明金にして恥じない議員が占めています。

 

自民党委員の意見表明を聞いていると、いまだに、「自衛隊を憲法に明記すべきだという国民の声にこたえるべきだ」的な時代錯誤的な議論をしていたのは非常に残念です。