昨年2月27日にも霞ヶ浦の水質を定期的に調査している「霞ヶ浦水質調査研究会」のモーターボート調査船「がいあ二世号」に乗船させていただきました。初めて逆水門を超えて常陸利根川にも出ました。

 

土浦の市街地や阿見沖、美浦沖などを霞ヶ浦湖面から眺めましたが、陸上からのイメージとは全く異なりました。特に土浦市は、堂々たる水上交通の港湾都市で、茨城県内では特異な存在です。この自然環境、資源はもっと生かすことが出来るのではないかと思われます。

 

今回は、前回と異なり曇天の下での調査でした。初めて乗船する方もいましたが、研究会代表の沼澤篤先生のご指導のもと、スムースに水質調査は行われました。前回の様子は以下のYouTubeでご覧いただけます。

 

 

霞ケ浦の面積は220km²で日本第2位の広さがあります。平均水深は約4mで,広くて浅いという特徴があります。今回は狭義の霞ヶ浦の西浦を調査しました。西浦は、面積約172平方キロメートル、海抜高度0.2メートル、最大水深7メートルで、土浦方面に伸びる水域を「土浦入(つちうらいり)」、石岡方面に伸びる水域を「高浜入(たかはまいり)」、この両者が交わる出島沖の広い水域を「三叉沖(みつまたおき)」と呼びます。

 

 

 

 

すごい量のプランクトンです

 

 

高浜入りのコイの養殖場・最盛期の10分の1(餌の残りが水質に影響がる)

 

24年4月22日 逆水門方向観測調査行程

土浦港出航→①沖宿沖→②牛渡沖→③江戸崎入→④天王崎沖→⑤三又湖心→⑥高浜入→ふれあいランド着→ふれあいランド発→土浦港着

 

今回は、石岡方面に伸びる水域「高浜入(たかはまいり)」を調査しました。霞ケ浦水質調査研究会は沼澤篤先生が代表で、民間の立場から霞ヶ浦水質の定点観測を20年来続けて来ており、そのデータは非常に貴重なものです。沼澤先生は、霞ヶ浦に関わって30年。現在は霞ヶ浦市民協会研究顧問、総合科学研究機構特任研究員などに携わっています。「ナマズのつぶやき・霞ケ浦百話」「霞ケ浦考現学入門」など著書論文は多数。

 

霞ケ浦水質調査研究会では会員を募集しています。会費は個人会員(1家族)、年会費5000円。モーターボートに乗船して水質調査をする機会があります。

http://hal7.net/kwssg/index.html

pcom@sea.plala.or.jp

5月12日(日)

霞ヶ浦水質研究会総会(霞ケ浦環境科学センター)

土浦市沖宿1853番地

13時から 沼澤篤講演会

14時30分から総会

どなたでも参加できます。