難波千香子議員と

 

今日の阿見町議会では2日目の一般質問が行われました。1日目に4名、今日は2名の6名の議員が町政の様々な課題について、自らの提案も含めて執行部の考え方を質しました。

 

今日は、今議会限りで引退を表明している公明党所属の難波千香子及び川畑秀慈両議員が最後の一般質問を行いました。難波議員は5期20年、川畑議員は4期16年、議員として活動されました。

 

難波千香子議員は、1、災害対策について、2、高齢者支援について、3、少子化対策の基盤となるプレコンセプションケアについて、の3項目でした。1、は元旦に発生した能登半島地震の教訓及び課題を踏まえて阿見町における対策を聞いたものです。2、は孤立しがちな一人暮らし高齢者をサポートする「一人暮らし高齢者見守りサポーター」制度を導入するよう提案したものです。3、は将来の妊娠を考えながら生活や健康に向き合うための「プレコンセッションケア」の導入を提案したものです。

 

昨日、取手市でれいわ新選組幹事長の高井たかし「おしゃべり会」が開催されましたが、「今回の能登半島地震では「初動態勢の遅れ」が現在もなお影響を及ぼしており、特に、ボランティア受け入れ体制が宿泊所の問題とあいまって決定的に不足している。」という指摘がありました。今日は、山本太郎代表、大石あき子副代表とともに能登半島地震の現地に入って、課題や問題点を把握してくるということでした。

 

川畑秀慈議員は、1、生活困窮者対策について、質問されていました。生活困窮者自立支援法が2015年4月に施行された以降の阿見町での取り組みを質問したもので、阿見町での実態・数値の把握から市制施行以降の取り組みにも言及していました。

 

日本の相対的貧困率は、15.7%でOECD諸国加盟国(38か国)の中で7番目に高く、G7の中でもっとも高いという数値が出ています。日本は中間層が減少し、貧富の格差が大きい国ということになります。この結果をもたらしたのは、自民党・公明党による自公連立政権の経済政策であったことは間違いのないところです。地方自治体が出来得る政策は限られており、国のかじ取りが誤っているという認識がなければ解決しないと思われます。

 

お二人とも、定例会ごとに必ず一般質問を実施していました。政党所属議員の訓練された質問で、取り上げる政策も広範囲で詳細で参考になることも多かったと思います。阿見町における公明党支持率の高さはお二人の熱心な議員活動の賜物だったと思われます。議案採決では異なることも多かったですが、ご苦労様でした。