今日は、令和6年度の予算を審議する稲敷地方広域市町村圏組合議会(広域消防組合議会)の定例会が開催されました。

 

まず、副議長選挙が行われ牛久市議会から選出されている池辺己実夫議員が議長による指名推薦で就任しました。

 

続いて、管理者である千葉繁阿見町長から議案の提案がありました。議案は、条例の一部改正2件、令和5年度一般会計及び水防事業特別会計の補正2件、令和6年度一般会計予算及び水防事業特別会計予算2件、専決処分3件、以上の9議案でした。

 

質疑は事前通告制を採用していますが通告はなかったため、直ちに質疑を打ち切り討論に入り討論なく、全議案を全議員の賛成で原案通り可決しました。私も全議案に賛成しました。

 

続いて、一般質問を行い、私「海野隆」と龍ケ崎市議会から選出され「油原信義」議員の2名が行いました。

 

私は以下のような項目で行い質疑項目は以下のようなものでした。

 

「消防の広域支援について」

 

1、自然災害や事故時に活躍するのは、自衛隊及び警察、そして消防などの非常時に備える常備組織だと思います。全国の消防を取りまとめる消防庁には、非常時に備える「緊急消防援助隊」という組織があると聞くが、どのような組織か。

2、普段の稲敷広域消防の態勢の中で「緊急消防援助隊」の位置づけ及び派遣される職員の訓練等はどのようなものか。

3、稲敷地方広域市町村圏組合消防のこれまでに出動した実績はどのようなものがあったか。

4、今回の能登半島地震における被災地支援の要請等は来ているか

5、市町村の場合、災害時相互支援協定等を締結するなど相互に助け合う仕組みが一般的になっており、国も積極的に推奨していると聞いているが、消防では、「緊急消防援助隊」以外の仕組みがあるのかどうか。

6、また、支援時に職員を派遣する際、通常の勤務体制にどのような影響があるのかどうか。火災や救急出動に影響があるかどうかをお聞きしたい。

7、職員の体制は、定員に対して充分に満たしているのか。緊急時にも対応できる余裕のある職場体制になっているのか。給与も近隣消防と比較して魅力のあるものとなっているのか、充分に検討されるべきではないか。

 

油原信義議員の一般質問は以下のような項目でした。詳細は、議事録作成以後にご覧下さい。

 

1、稲敷広域消防職員の処遇について

・条例定数に対する充足率について

・総務省消防庁「消防力の整備指針」における消防職員の充足率について

・近隣消防との給与及び諸手当の比較、水準について

・消防費基準財政需要額における構成市町村の令和5年度分賦金割合について

・給与等についての処遇改善及び構成市町村分賦金割合を常備消防費基準財政需要額100%とすることについての考え方について

 

2、稲敷広域消防本部高機能指令センターの広域化について

・いばらき消防指令センターに加入していない理由、経緯について

・令和2年度の稲広高機能指令センター更新時に加入の検討はなされたのか

 

最後に、議会選出の監査委員に稲敷市議会から出ている「高山 久」議員とすることに全員が同意して選出されました。