今日は、水戸市内で東海第二原発再稼働に反対する集会が行われました。参加者は、会場をほぼ埋め尽くすほどの盛況でした。れいわ新選組としても参加しようと、ボランティアの皆さんの協力で、「れいわ新選組」の旗を掲げてデモ行進もしました。私自身は、何十年ぶりのデモ行進で、楽しかったです。参加された方々も「楽しかった」、「れいわ独自でもやろうか」などという大胆な発言もありました。

 

 

 

 

 

 

集会では、主催者の挨拶や賛同人の挨拶があり、茨城県生活協同組合連合会会長理事、鶴長義二さんは「生協は暮らしと命を守るという理念のもとに活動している。東海第二原発の再稼働は反対だ。」、JA常陸(常陸農業組合)常務理事猿田博之さんは、「理事会において東海第二原発再稼働反対の決議、以降一貫して反対の立場を取ってきた。」などと挨拶がありました。その他、中島栄美浦村長が「東海谷原発再稼働には反対だ。美浦村では原発に頼らない再生可能エネルギーを自治体でやっている。」、脱原発をめざす首長会議世話人・元東海村長村上達也さんからも挨拶がありました。

 

また、脱原発弁護士全国連絡会/東海第二原発運転差し止め訴訟弁護団共同代表・河合弘之弁護士からは、「12年前に福島第一原発のメルトダウン事故が起きた時に、やっぱり、我々がやってきたことは正しかったと確信した。裁判だけで、原発を止めることはできない。周囲に分厚い市民運動があってはじめて実現できると思っている。取り分けて、東海第二原発はリスクを最もはらんだ原発だということを知る必要がある。運転する日本原電の企業としての脆弱さ、4千万人が暮らす首都圏を直撃したら避難などできない、という原発だ。」という挨拶もありました。

 

私も先日、議会の総務常任委員会で東海第二原発を視察しましたが、現在、東海第二原発は敷地周囲を高さ17メートルのコンクリート壁でぐるっと取り囲む工事が進行中です。

 

水戸地方裁判所で、2021年3月18日に原子力関係者にとって衝撃的な判決が言い渡されました。

 

首都圏唯一の原発で、日本原子力発電(原電)が再稼働を目指す東海第二原発(茨城県東海村)を巡り、11都府県の住民ら224人が原電に運転差し止めを求めた訴訟の判決で、水戸地裁は、運転を認めない判決を言い渡した。前田英子裁判長は、原発の半径30キロ圏に94万人(当時)が暮らすことを踏まえ「実効性ある避難計画や防災体制が整えられているというにはほど遠い状態で、人格権侵害の具体的危険がある」と理由を説明しました。

 

原発から半径30キロメートル以内の自治体では、立地自治体の東海村をはじめとして、隣接の日立市、ひたちなか市、那珂市、最大の人口を有する水戸市でも計画の策定が出来ていません。計画を策定したといわれる常陸大宮市、常陸太田市でも実効性のともなうものとは程遠く、過酷事故時の大混乱は必至だと思います。

 

 

自民党・公明党の連立政権は、東海第二原発も含めて40年を20年超えた60年間までの原発を、今後、続々と再稼働を進める考えです。私は、そもそも原発の再稼働には反対です。原発に頼らない再生可能エネルギーを飛躍的に整備するという政策を推進するべきだと考えています。

 

その後、水戸市内を市民へアピール活動(デモ行進)をして、いばらき大集会を終了しました。