土地利用調査特別委員会

― 対象行政区との意見交換会 ―

  

 

今日は、所属する阿見町議会土地利用調査特別委員会の対象行政区との意見交換会があり出席しました。きわめて有意義な意見交換会でした。

 

特別委員会は、1、圏央道牛久阿見インターチェンジ周辺地区、2、ひたち野うしく駅周辺の上本郷・中根地区、の二つの地区の今後の構想及び開発手法の調査を目的に、議長のリーダーシップのもとに1期目の井田真一議員、石引大介議員を委員長、副委員長にして2019年6月の議会に組織されたものです。

 

これまで、現地や県内外の先進自治体の視察(圏央道五霞IC周辺土地区画整理事業、埼玉県本庄市の本庄早稲田駅前周辺開発、静岡県牧之原の相良牧之原IC周辺開発、愛知県東郷町の東郷中央土地区画整理事業、愛知県大府市のウェルネスバレー構想等)、都市計画に関わる規制法の確認、国や県の動向などの調査を重ねてきました。

 

12月議会では、中間的な提言を議会に報告し、任期中最後の議会となる2020年3月議会で、最終的な報告と提言を行う予定です。

 

それに先立って、これまで地権者を中心に地元有志という形で勉強会を積み重ねてきた方々や地元行政区の方々をお呼びして、これまでどのような議論が行われてきたのか、また、広く行政区の方々の意見等をお聞きし、最終的な報告と提言に反映させるためのものです。

 

ひたち野うしく駅に近接する地元行政区の方々からは「農家は高齢化して引き継ぐ者もいない」、牛久市の住宅地が迫る状況の中で「取り残されているようで寂しい」、「牛久市狸穴の開発動向も聞こえてくる」など、都市計画道路の開通も含めた開発への期待感が表明されました。

 

また、これまで勉強会を積み重ねてきた方々からは、勉強会に当時の担当者が参加したものの、「町としては協力できない」「実現可能性は30%」などという意向があり、その後進行していないことなどの説明がありました。また、「担当課」を設けて開発を進めるという「やる気」を示して欲しいという要望もありました。

 

議長及び特別委員会委員からも活発な質疑や現状認識が表明されました。私からも、1、どのような地域をつくりたいという意向かというのも重要なポイント、牛久市街地の拡大ということか、新たな機能を盛り込んで魅力ある開発とするのか、2、この地域の開発を進めることは、単独市制など町全体としても地域にとっても発展が見込める、というような認識を地元の方々とは共有しました。

 

圏央道の4車線化は2024年度に全線開通、2022年度にはひたち野うしく駅から牛久阿見ICへのアクセス道路・県道土浦竜ケ崎線の開通など、急ピッチで進む道路整備があり、スピード感を持って構想の網をかける必要があることは、委員会及び議会の共通認識となってきています。今日の「意見交換会」の内容を取り込みながら、3月には最終の報告と提言を議会に提出することになっています。