阿見町敬老会
―平成29年度―
 
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昨日は、本郷ふれあいセンターで地元本郷小学校区の合同敬老会が開催され、出席し挨拶を致しました。阿見町の敬老会は、それぞれの地区ごとに行われ、荒川本郷地区では一区、二区北、上本郷、シンワ地区の4行政区が合同で開催しています。二区南などでは、つくば市の宴会場で開催されています。
 
敬老会は2部に分かれており、1部は式典が行われ高齢者の表彰や来賓の祝詞が行われます。表彰は、88歳の米寿、夫婦ともに80歳を超える初高砂夫妻が表彰を受けました。今年の米寿者は28人(出席者は8名)、初高砂ご夫妻は7組(出席者は3組)でした。2部では地元の保育園や小学校、芸達者な方々による演芸が行われました。百歳以上となる長寿者の出席はありませんでしたが、地区の最長寿は109歳、続いて101歳の方でした。
 
例年通り、朝日中学校の生徒が式の進行を手伝い、さくら保育園や二区保育所、荒川沖幼稚園、本郷小学校などの児童生徒がお年寄りにダンスや遊戯を披露してくれました。
 
私の敬老会での挨拶は、おおむね以下の通りです。
 
「只今ご紹介いただきました海野隆です。議会を代表して、一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。
敬老会は、戦後、昭和22年に兵庫県多可町で始まりました。戦争によって、当時、若者が少なくなってしまったふるさとを再建するためには、お年寄りの知恵と力をお借りしなければならないというのが、その理由だったそうです。
今日、晴れて初めて敬老会にご招待された方は75才。昭和16年生まれの方々だと思います。昭和16年は、日本がハワイの真珠湾を攻撃し、日米開戦の幕が切って落とされた年に当たります。長寿者には100歳を超える方もいらっしゃいますが、100歳の方は、大正6年、1917年の生まれだと思います。ロシア革命が行われた年になります。
皆さんは、戦争の記憶が鮮明な方々、記憶は定かでないという方も含めて、まさに戦争と革命の時代に生を受け、今日まで生き抜いてきたということができます。誰もが老後を安心して暮らせるよう議会として努力を続けたいと思います。
阿見町も、開発が進み、首都圏に隣接する田園都市として大きな発展を遂げています。社会は終着点のない駅伝のようなものです。現役で走っているランナーも、次の世代にバトンを渡す時代が来ます。
皆さんから受け継いだ、この平和な時代そして豊かな社会を、さらに次の世代に残すために議会としても全力を尽くすことをお約束します。最後に、敬老会の準備に当たられた皆様に感謝し、ご出席されたすべての皆様のご健勝を祈念して挨拶といたします。本日はまことにおめでとうございました。」