葬儀屋で学んだこと「人は死ぬ」 | 葬儀司会者たんぽぽのブログ

葬儀司会者たんぽぽのブログ

長崎の葬儀司会者です。
30年の経験を生かしてナレーションの例文や葬儀の情報を発信中!仕事の愚痴や本音もつぶやきます。







葬儀の仕事やってて

良かったと思う


「人は死ぬ」ということを

毎日、肌で感じられるから


こんにちは🌞たんぽぽです照れ


今の日本って

日本人って


「死」を異常に嫌う



私も

葬儀の仕事をしていなければ

同じように

「死」を嫌い

「死」を恐れ

「死」を遠ざけ

「死」から目を逸らし


死者を

汚い物のように扱っていたのかも



「死」って

経験したことがないから

怖いよね…


みんな

経験のないことは怖いんだよね


どうなるか分からないから

不安になるのは

私にも理解できる


でも…


だから…

「死」を

できるだけ遠ざけようとするのは

違う気がする


病気に

「勝った」「負けた」

も、違う気がする


「死」って

当たり前のこと。


いつ、誰に、死が訪れても

何も不思議ではないし


実際、死は

突然やってくる


葬儀屋をやってると

毎日、そう感じる


長く病床につき亡くなる人もいれば

突然、亡くなる人もいる


自ら命を絶つ人もいる


若くても、赤ちゃんでも

お年寄りでも


命の終わりが

いつかなんて誰にも分からない


だからこそ


自分もいつ死ぬか

分からないから

今を後悔しないように

ちゃんと行きなければ


そう、思うことができる。


死が怖いからって

遠ざけてばかりいるとね


突然、降って湧いたように

目の前に死が訪れて


ただ、おろおろする


そして、後悔する


その時になって後悔しても遅いよ


毎日、毎日、

人の死を目の前で見てるとね



有難いなぁ

と思えるようになる


今、生かされていることに

動けることに

食べられることに

歩けることに

仕事が出来ることに

家族がいることに


感謝できる



生きてるって

当たり前じゃないよ


明日、死ぬかもしれないよ


だから

いつ誰が死んでも

後悔しないように


好きな人には

ちゃんと好きって言おうよ


悪かったと思ったら

素直に謝ろうね


誕生日には

お父さんとお母さんに感謝しよう




私が死ぬ時は

子供や孫に

人間はこうやって死んで行くんだよ

っていう姿を

しっかり見せて死んでゆきたい。



それが親の務めだと思うから


こういう

心のあり方や覚悟を

葬儀屋で学んだ


ただそれだけ