こんにちは!
すっかり更新が途絶えてしまいました。
ごめんなさい。。
今日は、
仲良しのご住職がコロナに感染してしまった話しです。
兄弟で、別々のお寺の住職をなさっているのですが
今回、コロナに感染してしまったのは、弟さんの方です。
このご住職、兄弟でイケメン、イケボで
めちゃくちゃ優しくて、もう大好き
どちらの住職とも、仲間うちで一緒に飲みに行ったり…
クリスマスに一緒に食事した時には
「クリスマスプレゼント」って、お数珠を頂きました
よくご馳走して頂いてます
実はこれ、今年2021年に入ってすぐの頃です。
ちょうど、年が明けてすぐくらいじゃなかったかと記憶しているんですが。。
たまたま、仕事が入って斎場にいくと
弟さんのお寺が菩提寺で
大好きな住職に久しぶりに会える!
って楽しみにしていました
そうしたら、みえたのはお兄さんのほう
なんと、弟さんが風邪をひいてしまったので
その代わりにみえたんですね~
お兄さんの住職と
「コロナさぁ~」
「やっぱり」
な~んて、冗談を言っていたんです。
お兄さんは、葬儀が終ってから弟さんの様子を見に行くと仰って
急いで帰られました。
その後、こういう状況で会うこともなく
話しをする機会もなかったのですが…
先日、久しぶりにお会いすると。。
なんと
本当にコロナに感染していたんだって
もう、ビックリ
おまけに、かなり重症だったみたいで
なんと2週間意識不明だったとか…
さすがに引きました…
とりあえず、助かって良かった…
私の記憶によると。。まだ住職は50代です。
若いし体力があったから、助かったんでしょうけど…
コロナは舐めていると、とんでもないことになります
で、ちょっとだけ話ができて
その時のことを聞くことができました。
たぶん、住職も
生死の境を彷徨ったのは
初めての経験だったのだと思います。
凄く心地良くて
このまま、死んでもいいかな~って思ったらしい
全く苦しくなかったんだって
途中、幽体離脱っていうのかな
何故か、お兄さんのお寺に行ってたんだって
上から見てる感じ
そういう朦朧とした意識の中で
なんとなく自分が危ない状況にあるっていうことは感じたんでしょうね
ふと。。
「いや、まだ自分にはお礼をしていない人がいる」
「感謝の気持ちも伝えていない」
「このままじゃダメだ!」
って思って、頭に浮かんだのは
「お母さん」だったそうです。
で。。お母さんに「助けて!」って叫んだらしい。。
普段はろくに話もしないくせに
そういう時だけは、母親に頼ってしまった。。と反省していらっしゃいました。
そして、意識が戻った時に見えた景色は、
防護服に身を包んだ看護師さんたちの姿
住職はそこで初めて
自分がコロナに感染していたことに気づいたらしい…
最初、発熱した時は
扁桃腺持ちだから、また扁桃腺の熱か~
くらいの感覚だったって
体調が悪くなって救急車で運ばれたあたりから
もうすでに意識がなかったんでしょうね~
今だから笑って話せるけど
まじ、笑えない状況だったのは間違いありません。
ちなみに、家族もPCR検査を受けて
お母さんも陽性だったらしいけど、全然元気だったんだって
お母さんは坊守として
お寺や住職を支えてきた女性だから
息子が生死の境を彷徨っている間
息子の無事を祈って、ずっとお経をあげていたんじゃないかな?
って想像します。
きっと、その想いが届いたんでしょうね
住職とこれまで、
死後の世界とか、
死生観とか
魂の存在とか…
そんな話しをしたことがなかった
いつも馬鹿話しばっかり。。
ちょっと反省
でも、住職にとってはいい経験だったようです。
もともと、お説法も御詠歌も
めちゃくちゃ上手なんだけど
その経験を活かしてお説法なさっているみたい
こういう臨死体験みたいなことは
私も、何度か聞いたことがあるんだけど
今回の住職の話しを聞いて
やはり。。
「三途の川」も
「魂」も
あるんだってことが分かった
私は
「人が亡くなった時どうなるのか?」
ずっと気になって、それが知りたいって思っていました。
それは
「人はなぜ、死を怖がるのか?」
に繋がるからです。
たぶん。。分からないから怖いんです。
人は、分からないことや経験がないことを怖がるでしょ
死ぬ時って、全然苦しくないし
更に、超気持ちいいってことが分かれば怖くない
それが分かれば
死を遠ざけようとしたり、
死に対して嫌悪感を抱く人が減るんじゃないか
って感じています。
それは、葬儀屋に嫌悪感を抱く人が少なくなるってこと
「死」って、生きていれば避けられない。
そして、自分がいつ死ぬかなんて誰にも分からない
みんな、明日も当然のように生きているって思ってるけど。。
実は、そんなの分からないんだよ
だからこそ、今日を後悔しないように
とにかく精一杯生きることが大事
これが、仏教の教え
そして、この教えを知れたのは
葬儀の仕事に携わってきたおかげ
私がこの仕事を大好きな理由の一つです。
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