今回からは、実践編として、法改正を受けてのトラブル発生時の対処法を中心にお話ししたいと思います。
ハラスメントに関するトラブルは多発しており、ハラスメントが原因で社員がメンタル不調となったり、退職する社員が出たり、最悪の場合は、被害を受けた社員が自殺をすることもあります。
ハラスメントが生じた際のトラブルの対応は様々なものがありますが、大事な3つのポイントについてお話ししたいとおもいます。
①迅速かつ適切な相談対応
ハラスメントの被害を受けた時は、被害者が社内の相談窓口に早期に相談し、相談窓口担当者が迅速かつ適切に対応することで、ハラスメントの被害の拡大を防ぐことが重要です。
相談窓口の対応次第で、トラブルが深刻になるか否かが決まりますので、相談窓口はとても大切な役割を果たしているといえます。そして、相談窓口担当者は、あくまでも「客観的な立場」で事実確認することに留意する必要があります。
一般的にハラスメントは力関係が影響しますので、上司が行為者で部下が被害者となるケースが多くなります。
★行為者が営業部長、被害者がパートタイマーのケースでの、セクハラの相談例
被害者である相談者から、…続きは、こちら