賭博黙示録カイジ 利根川名言4 | 相談屋にゅうのブログ

相談屋にゅうのブログ

政治経済関連の他、憲法、民法など法律をのことを語って行きたいと思います。

前回

高層電流鉄骨渡りでの利根川の名言

ギブアップ……?
真剣勝負にそんなものあるか……プロレスじゃあるまいし……バカどもがっ………!
わしのように生きるか死ぬかの修羅場を潜ってきた人間からすると
奴らの精神はまるで病人………並の治療では……
救われぬほど心性が病んでいる
その病気とはつまり…
どんな事態に至ろうと……とことん真剣になれぬ…という病だ
自分が特別な存在であることは人間なら当たり前だが…………
奴らはあまりにそれに溺れすぎ……
自分の空想と現実をごちゃまぜにする甘ったれだ……
いつだって……許されると思ってる……
借金を踏み倒そうと…………あるいは………
極論……人を殺した…としてもだ……
自分は悪くない 自分は許される なぜなら……
今起こった事態はあくまで「仮」で…
本当のオレのあずかり知らぬこと…そう考えるからだ…
嘘じゃない……その証拠に今日これほど明々白々赤裸々に…命懸けの勝負敗北は死だと伝えているのに……
連中はそれを自分の都合で勝手に勝手にねじ曲げる………
気が変わればリセットできるくらいの勝負に自分で作り変えてしまうんだ…つまり…

真剣ではないのだ…!
奴らにとってこの絶体絶命の橋ですら真剣になれぬ戯言……
言うなら架空の勝負…本当ではない……だから電流を切れだの……ギブアップだのと口走る…
都合が悪くなればおりるのだ…根っこが腐っているとしか言いようがない
通常奴らは…生涯その「仮」から目が覚めない……!
愚鈍に………寝たいだけ寝て……不機嫌に起き出し……
半ば眠っているような意識で日々を繰り返す
退屈を忌み嫌いながら その根本原因病理にはほおかむり
少し熱心になる時間といったら
ケチな博奕やどーでもいい女を追いかけまわす時ぐらい………
なぜそんなくそ面白くもない気分で……この人生の貴重な1日1日を塗り潰せるか……というと…
いつもどんな時も現実奴らにとって「仮」だからだ
つまり偽物……現実(こんなもの)が……
自分の本当であるはずがない………奴らはそう思いたいんだ……ゆえに……
30になろうと40になろうと奴らは言い続ける………
自分の人生の本番はまだ先なんだと……!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと……
そう飽きずに言い続け…結局は…老い………

死ぬっ……!
その間際いやでも気付くだろう…今まで生きてきたすべてが
丸ごと「本物」だったことを…!
人は……仮になど生きていないし仮に死ぬこともできぬ 当然だ………
問題は……その当然に気が付いているかどうか…………
真に覚醒してるかどうかだっ……!
それがこの世で成功するか否かの最初の分かれ道 しかし……
奴らはそれを初っ端から勘違いしてるから能力以前にダメなのだ………
そう考えればこの橋は荒療治だが奴らが生まれ変わるいい契機(きっかけ)かもしれぬ
この修羅………死と相対した本当の「生」を突破できれば………
目覚めるかも……頭の霧が晴れる……!
「再生」の扉が開くっ…!!

                    ――利根川名言