例えば、新しい職場などで、
新しい人達と出会って、人間関係を築いていく。
これって時間が掛かる。
特に出来上がっている人間関係の中に、
1人で入っていくのは不安もあるし、緊張もあります。
もしも初対面の人に突然、
「今日から仲良くしてください、よろしくお願いします。」
と言われたら、あなたはどんな気分になりますか?
大概の人は、
「はい、よろしくお願いします」と答えるだろうけど、
内心は「この人は、どんな人なんだろう?」
と警戒する部分もあるだろうと思います。
で、少し距離を置きながら様子を観て伺う。
そう、人間関係の構築には時間が掛かる。
1度や2度あっただけでは、人間関係は成り立たない。
人は何度も何度も顔を合わせて、
信頼関係を少しづつ築いていく。
信頼関係を築く極意。
それは、「お互いにその人のことを知ることができ、関係性が熟すのを待つ事が出来る」という事。
短期間で築いた信頼関係ほど薄く、
長い時間を掛けた信頼関係ほど濃いものです。
信頼される人と言うのは、
1人1人に丁寧に時間を掛け、
関係を築いていきます。
一度、築かれた関係性は簡単には崩れません。
しかし、人との関係性は一定ではなく、
お互いの立場や状況によっては、
関係が深まる時もあれば、
ときには離れ、距離を置く事もある。
そして、また再開し、親交が深まっていく。
そんな感じです。
最初は時間を掛けて、丁寧に、人間関係が築かれるのを待つ。
これが、人間関係を深める鉄則であるような気がします。
ただ、時間を掛けても仲良くなれないようなら、
その人とは、ご縁が無かったと思うしかない。