悩みがあるのに、なかなか人に相談しにくい・・・。
そういう時、ありますよね。
2018年に行われたとある調査結果で、
なんらかの悩みがある人の中で「友人や家族にも相談できない悩み」
を抱えている人は52.4%もいたという結果が有るそうです。
相談できない人というのは、どのような理由があるのでしょうか?
考えてみました。
●相談できない人の特徴
①悩みをうまく伝える自信がない。
悩みの根源や、経過を上手く伝えられない。自分の気持ちを相手に伝わるかどうか自信がない。
②どうせ何も変わらないとあきらめている。
これは、カウンセリングを受けに来られるクライアント様にも稀に見受けられます。
「気休めにしかならないのでは」と思うかもしれませんが、その気休めこそが大事。
誰かに頼り気を休めることによって少し気が楽になり、今までみえなかった活路が出てくるかもしれません。また自分をみつめなおす機会にもなり、冷静に状況を整理するための機会にもなります。無理に相談することはありませんが、こうしたメリットも数多くあることを知っておいた方が良いでしょう。
➂無駄なプライドが邪魔をする。
「人に弱みをみせるなんて情けない」「自分が自分を許せない」という人もいるかもしれません。プライドをもつこと自体は決して悪いことばかりではありませんが、こういったときには裏目に出てしまいます。まずは「弱みをみせることは、プライドを捨てることではない」と知りましょう。相談は自分のために必要なことで、むしろ「自分を適切に管理できる」という誇り高いことでもあります。決して情けないことでなく、立派なことです。
④「いつも明るく元気で悩みもなさそう」と言われる。
普段明るく活発な人だと、周りから悩みがないと思われがち。「自分が相談をしたら、周りのイメージを壊して嫌われるかも……」と思うかもしれません。いつも元気な人でも、ときには悩み苦しみます。そのどちらもが、本当の心あり自分自身であるのです。そんな本当の自分をみせてこそ、周りの人は本当の姿を知れて、深い気持ちで向き合えることでしょう。
もしそれで離れていく人がいれば、その人たちはうわべでしかみていません。
➄相手に嫌われる・迷惑をかけるんじゃないかと考えてしまう。
逆にあなたが、誰かに相談されたとき、どう思いますか?もし気になるなら、ギブ&テイクの精神で、借りを作ったなら、なにかしらの形で返すだけでも良いのではないでしょうか?
⑥人に頼りにされていることが多い。
周囲の人に相談されたり、頼られることが多い分、なかなか頼る側になりにくい・・・。
これまであなたを頼ってくれた人は、相談したときの恩を忘れていないはずです。「この人もたくさん悩むことが有るんだ」と親近感を覚え、より親密な関係になれるかもしれません。
⑦相談して裏切られた体験がある。
過去の経験で、「相談をしてみたのに裏切られてしまった……」という人もいる。そういった場合には、無理にすぐに相談をすることはありません。しかし、できることなら一人で抱えず、いずれは誰かにまたは、どこかに打ち明けた方が良いでしょう。友達や家族などにあてがない場合は、相談機関に頼るのもひとつの手です。
⑧秘密が漏れないか不安
世の中には、絶対に秘密を守るようにお願いしてもペラペラと話す口が軽い人がいるものです。過去に人から裏切られたり、口外しないようにお願いしたものの、それを破られた人の中には、相談したいけれどできないという場合があるでしょう。このような場合も、相談機関に依頼する方が良いでしょう。
悩みを誰にも相談できずに我慢していると・・・
我慢しているからイライラしてくる
↓
思うようにいかなくなるから、焦ってくる
↓
落ち着かなくなって不安が大きくなっていく
↓
問題解決は進まずに焦りと苛立ちが募る
↓
キャパオーバーで何もしたくなくなる
↓
現実逃避したくなる、人との関わりがスムーズにいかなくなる
↓
ひきこもり状態に近くなる
悩みを誰にも打ち明けることができないと負の連鎖が起こってきます。
簡単な悩みなら、自分一人で解決できるかもしれませんが、
複雑な悩みを一人で抱えていると負の連鎖が起こってきます。
今日は「誰にも悩みを相談できない人」の特徴を書いてみました。
誰かに話すことで、自分には分からなかった、思いもつかなかった解決策を見出すこともできる可能性が出てきます。
悩みにも重いものから軽いものがありますが、辛い状況が続くなら誰かに相談はするべきだと思います。