2ヶ月ぶりのMRI後の診察でした。
前回より更に小さくなっていて、消えている部分もあるとのことでした…
綺麗な、正常な脳にまた一歩近づいている、そんな画像でした。
ありがたいことに、縮小傾向が続いているみたいです。
血液検査の数値も問題なく、夫の体の強さを褒められました。
一月に転院して早9ヶ月。
医師曰く、おそらく転院した一月の頃は、再発と放射線壊死が混在していたのだろうとのことでした。
あの時、医師から勧められたオペを選択していたら、右前頭葉から側頭葉にかけて、かなりの範囲を切る予定でした…
後遺症も避けられなかったと思います。
一か八かの選択が、たまたま良い方向に進んだだけなのですが、夫を信じてよかったです。
振り返りになりますが…
発症時、夫の腫瘍は、MRIにて右前頭葉から側頭葉までの広範囲が真っ白に染まっていたほど大きなものでした。
それでも、オペでは一番悪い部分しか切っていません。
摘出率を聞いたら、10%にも満たない数字だったような…
見える部分をどれだけ取っても、腫瘍は浸潤しているので、即時診断がグレード2(確定はグレード3)だったこともあり、極力後遺症を出さないために切らなかったと言われました。
摘出率が大きいほど予後が良いという情報ばかりの中、そんな少ししか切っていないなんて、すぐ再発するのではと不安な気持ちに…
案の定数ヶ月後には再発と言われ、転院し今に至ります。
夫がオペ後も普通に過ごせているのは、その時の先生方の判断によるものなので、心から感謝しています。
失ったものは、てんかんが不安で運転ができなくなったことと、右目の視野の一部欠損くらいで、知能はそのまま、性格も変わっていません。
イーケプラとフィコンパの影響で、日中は眠くなり昼寝をしていますが、最近は、1時間も昼寝できなくなったと言っているので、ますます元の状態に戻ってきていると実感しているそうです。
診察の後は、5回目のニドラン点滴でした。
診察は早く終わったのに、抗がん剤点滴で2時間半待ちました…
ベッドが少ないらしく、いつもここで数時間待たされるのが普通です…
どこの病院もこのくらい待つのでしょうか?
私は子供のお迎えに間に合わないので、先に帰宅。
(じいばあが近くにいればどれだけ助かるか…)
点滴は17時過ぎに終わり、夫の帰りは19時になってしまいました。
夕方の電車は混んでいて、約1時間座ることもできなかったらしく、気の毒でした。
都心までの通院が苦痛でなりません…
しかし、抗がん剤治療後でも相変わらず何の副作用も出ずタフな夫なので、帰宅後も普通に夕飯を食べていたので、ホッと一安心。
状態がいいので、次の診察も2ヶ月後になりました。
ラスト6回目のニドラン治療ですので、その後の維持療法をどうするかの話になる予定です。