痙攣を起こす当日まで、頭痛などもなく、健康以外の言葉が当てはまらないほど前兆のなかった夫。
入院した翌日には、水分摂取ができるようになり、ご飯も少しずつ食べ始めました。
挿管の時についた傷が原因で口内炎と吐き気が酷く、ほとんどご飯も食べられないという可哀想な状態でしたが。
3日目には、スマホとお小遣いを所望していると、連絡がありました。
3日間は、連絡を取る手段がなかったので、息子と私からの手紙を看護師さんを通して届けていました。
とても喜んでいたそうです。
スマホを渡した4日後からは、LINEをしたり、TV電話ができるまでに回復!
久しぶりに子供の顔を見せてあげることができました。
夫の気持ちがLINEを通して分かるようになり、本当に安心しました。
8日目より歩行開始。
(相変わらずトイレは禁止のためオムツと尿道カテーテル)
夫は何も知らされてないので、「回復してるし、そんなに悪くないんじゃない?早く戻れるように頑張らないと」など楽観的に考えており、胸が痛みます。
入院から1週間後、ようやく腎機能が回復してきたので、造影剤検査へと進みました。
MRIと、血管造影検査の2つ。
その検査の前に、休憩ルームまで歩いてきた夫と、10日ぶりに家族3人会うことができました。
尿道カテーテルの違和感で、ヨタヨタとしか歩けないとのことですが、顔色もだいぶ回復し、病気とは思えない元気な笑顔でした。
息子も大喜び!
病室に帰っていく夫に、何度も何度も「バイバーイ」と声をかけていました。
血管造影検査後、先生からTELあり、本人と家族を含めてオペ前の説明をしたいとのことでした。
受けた電話にて、単刀直入にどんな感じか教えて下さいと聞いたところ、グレード4まではいかない浸潤性の悪性腫瘍の可能性が高いとのこと。
浸潤している腫瘍は全てを取ることはできない(障害が残ってしまうため)
手術中に即時病理解剖を行い、何の腫瘍か確認し、どのくらいまで取れるかその場で判断するとのこと。
5センチ全てが腫瘍か、浮腫を含んでいるかは、開頭してみないと分からないが、浮腫も含めて取る予定とのこと。
明日が家族説明なのに、せっかちな私の電話での質問にも、ここまで分かりやすく丁寧に説明してくれる先生を、私は信じたいと思います。
夫の感想では、血管造影、かなり辛かったそうです。
足の付け根に管を通す時が痛くて、痛いと言ったら麻酔を追加してくれたとのこと。
私と息子の名前を500回くらい思い浮かべて頑張ったと。
時間もかかり、大変だったそうです。
いよいよ明日は家族説明。
厳しいことを言われることは間違いないと思うけど、一番ショックを受けるのは何も知らない夫。
私が取り乱して不安にさせるわけにはいかないので頑張ります。
何言われても、落ち着いて、一緒に受け止めたいと思います。
どうか、希望がありますように。

