10年来、親しくしていた友人が
仙台を離れることになりました。

とても、寂しく、ショックでした涙
でも、今、できる精いっぱいの事をして
明るく、送りだしてあげたいと思い、ハート
お茶事をしました。

待合には西行お坊さんの旅姿の絵をかけ
本席には裏千家の軸を掛けました。

懐石料理は、ほとんど自分で作りました。
向付には、鯛の細造り。
煮物椀は、冬瓜を色紙に切って
カニと黄菊の薄くず餡仕立。
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松茸を使おうと決めていました。
ところが、先週はたくさん見かけたのに
お茶事前日は、仙台中を探して
やっと見つけることになりました。
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開いた方が香りがいいとのことで
あえて、開いたのを用意しました。

強肴の一品で
土瓶蒸しにしました。
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八寸は、
山の幸はむかごの松葉刺し
海の幸はサバのへしこ

小吸い物には
人参を小さい紅葉に型で抜いてもみじ
川面に浮かぶ紅葉もみじを連想してもらいました。

お茶事の日は、ちょうど十三夜でしたので
中立は、ドラの代わりに
篠笛で、福原百之助の「月」前半を演奏。
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↑当日の朝、咲いた芙蓉

濃茶の茶入は、
唯一、友人と関連のある
備前焼のひさご形のを用いました。抹茶色
以前、この友人を通して
買ったものです。

濃茶maccha*を練っている間
今までの思い出が次々と
浮かび、涙涙をこらえてのウルウル
濃茶となりました。

薄茶もつつがなく終わり
本当に別れがたくもみじ
楽しい、有意義なひとときでした。

自分の人生の中の1ページに
居てくれて、
ありがとうございました。

感謝を込めて。♪(*^ ・^)ノ⌒☆