集会には苦手意識があるものの、なんとか今のところは学校生活もうまくやれているお兄ちゃん。



ところが修学旅行を前にして、お兄ちゃんが不安を口にするようになりました。



学年全体だとどうしても、他のクラスのやんちゃなうるさい子たちが先生に怒られる機会が増え、去年も宿泊学習もそれが苦痛だったというのです。


2年生でお兄ちゃんは1泊2日の宿泊学習がありましたが、その時の集団行動がとても気を遣ってしんどかったようです。


大半の子が楽しむ宿泊学習でそんなこと思う自分はおかしいのか?となかなか言い出せなかったそうなのです。


小学校の修学旅行はどうだったの?楽しかったって言ってたけど…と聞いてみると


小学校の時はまだ誰かが怒鳴られて怒られることもなかったし、グループ行動も部屋割りも気のおけない仲間たちで楽しかったそうですが、ただ気はすごく遣ったと言っていました。


ところが今の中学校は学年で集まると必ずといっていいほど怒られる子がいて、先生の怒鳴り声を聞くのがとにかく苦痛とのこと。


修学旅行のプログラムも不器用なお兄ちゃんは自分のペースですすめられないことへの不安、夜寝てる時にいびきや歯ぎしりや寝っペ(笑)で、友達に迷惑かけたらどうしようと本気で心配しているようでして…。

ただでさえ苦手な集団生活で2泊3日、しかも常に気を遣いながら過ごさないといけないのは考えただけでもしんどくなってきたようです。



私からすると、修学旅行に行きたくないというのが考えられなく、行きたくないとすればグループや部屋で嫌な子と同じになった、クラスに友達が少なく、苦痛…ぐらいしか行きたくない理由にはならないのですが、息子からすると部屋割りとかグループはむしろうるさくない子なら別に誰とでもしゃべることはできるのでそこは重要ではないようで…。


とにかくうるさい子たちがなにかしでかさないか、ずっと気を遣って1人になれることがないので気が張ったままになってしまうこと、そして経験したことないプログラムへの参加が期待より不安が多い、などが修学旅行への不安だったようです。



1泊目はホテルで2泊目は民泊なのですが、民泊も彼を不安にさせてしまっているようです。

幸い、ホテルの部屋割りも民泊のメンバーも平和なメンバー。野外活動もいちばん人数が少なくて大人しい子ばかりの班、グループ活動も仲良しの子ばかり。

いったい何がそんなに不安なのだ?と私からしたら何が楽しめないのかさっぱりわからないのですが、お兄ちゃんからすると集団行動がとにかく苦痛とのこと。


まだクラスだけで行く、もしくはプライベートで気のおけない仲間たちだけで行くのならいいそうです。それでも多少は気は遣うようですが、友達同士でもある程度気を遣うのはhspに限らず大半の人がそうだと思います。


ただお兄ちゃんは友達と遊ぶのももちろん楽しいけど、1人で好きなことしている気楽な時間が必ず必要だそうです。


修学旅行については、何度も話し合い、後で行かなかったことを後悔するなら行った方がいいと言いました。行ってみたら楽しいかもしれないし、大人になってからあの時行けばよかったと後悔だけはしてほしくないことも話しました。


お兄ちゃんのお友達がおまえ!修学旅行にこなかったら絶交するからな!と言ってくれたおかげで、お兄ちゃんは腹をくくり、先日修学旅行に無事に出発しました。


修学旅行に行けてよかったのだろうか。それはお兄ちゃんの感想とともにお届けしたいと思います。


私はただ、お兄ちゃんには中学校の思い出として修学旅行が楽しく良い思い出になればいいな、と思い参加を促しましたが、お兄ちゃんが修学旅行に行ってから、お兄ちゃんはhscなのかもしれないと強く思いました。はたして修学旅行に参加させて良かったのだろうか。ただ、お友達の一言は大きかったようなので、お友達は大切なんだと思います。

ネットでhsc診断しましたが、お兄ちゃんはもののみごとにたくさんの項目が当たっています。


ネットでの判断なのでhscだとは決めつけられません。本人にもう一度確認しながら、必要ならば専門家の話を聞くということもしていきたいと思います。


大事な受験の年、お兄ちゃんの性質を考慮しお兄ちゃんの最適な進学を考えていきたいと思います。