はじめに…
この意を決して…シリーズは息子に父親のことを話しているていで進めていましたが、離婚体験として詳しく話を進めています。
息子はこのブログに書いているほど詳しくは知りません。
息子が知っているのは、父親に栄子さんという、ママ以外に好きな女性がいたこと。結婚していると言い出せずに交際を続け、バレた後は栄子さんに対して誠意ある行動もせず、逃げて終わった…というところまでです。
前回の続き…
義両親と会うことになった栄子さん、全てを義両親にぶちまけるために準備を重ねてきた栄子さん。ところが義両親と会う当日、栄子さんから電話がありました。
奥様!あいつに嵌められました!
なにがあったのですか!!と聞いたところ、待ち合わせ場所のお店の前で義両親と元旦那を待っていたけれども、待てどくらせど来ないのでどうなってるのかと連絡しようと思っていたところ、元旦那から栄子さんに電話がかかってきたのです。
そこで、元旦那が信じられないことをいいだしたのです。
悪いが、弁護士をつけたんだ。もうすぐ弁護士からおまえのところに封書が届く。だから、これからは弁護士を通してしかやりとりはできないよ。俺に直接連絡してくるのは今後はご法度だからな。フフ…残念だったな。じゃーな。ハハハハ!!
と高笑いしながら、電話を切ったと言うではありませんか
ところで…
なんで、おまえが弁護士つけてんだよ
電話口で悔し涙を流しながら話す栄子さん…。
それから、栄子さんは何かを決心したように私に続けて言いました。
おそらく、奥様にも弁護士をつけてるかと思います。ご実家のほうに弁護士からの封書が行くかもしれません。
私は弁護士に相談して奴(元旦那)と戦います。
奥様は有利な立場なので、私とは違って奴に負けることはないとは思いますが、どうかお気をつけて!!それから…奥様にこんなことを言うのは厚かましいかもしれませんが、ともに奴に勝って笑えるように頑張りましょう!!
まったくもーあのクズ野郎はどうしようもないですね。封書でもなんでも来いって感じです。
私でよければ、協力できることはしますよ。私が言うのも変かもしれませんが、あいつに決して負けないで!!
私と栄子さんはともに奴と戦い、必ず勝つことを誓いました。しかし、ほんとに奇妙な関係ですよね私たちって。
この後から私は妻の立場がいかに強いか、そしていくら騙されたとはいえ、愛人として見られてしまう栄子さんの立場がどれほど辛いものかを身をもって知ることになるのです。もちろん、既婚者とわかった上で不倫している場合はその立場は弱くて当たり前です。しかし、栄子さんのような立場の人の場合はあまりにも気の毒です。
その日の最後に栄子さんは言いました。
ほんとにほんとに、私の立場でこんなこと言うのは失礼だと思いますが、私は1人ではとても戦えません。奥様、どうか一緒に戦って下さい。
ここから、私と栄子さんの元旦那の弁護士と戦う日々が始まるのですが、これがもうクソすぎて胸糞悪すぎる展開になっていきます。
そして、弁護士からの封書が届く前に元旦那と一悶着が!!