関東バス画像集ダイジェスト! | 勝手に交通研究所!

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ほぼ100%鉄道かバスに関することを書いてます!

こんにちは!

今回は関東バス画像集です!
え?なぜ関東バスだけかって?
ただ単に画像がいっぱいあったからです!


ということで発車します・・・の前に、まずは関東バスについて簡単に説明をします。

関東バスは主にJR中央線新宿~武蔵小金井駅の北側をメインに運行するバス会社で、都内の一般道路線バスでは国際興業バスや銀河鉄道バスなどとともに鉄道会社系列には所属していないバス会社です(京王が少し出資しているみたいですが京王グループには所属していないです。)
特徴としては車両は都内の他社に比べれば少し長く使う傾向があります。
都内の他社ではだいたい10~12年程度で車両を置き換え、グループの子会社に車両を転属させたり地方事業者に譲渡するのが一般的ですが、関東バスの場合は大体15年前後と他社に比べれば長めに使う傾向がありますが、最近は他社並みのタイミングで置き換えられ、地方に譲渡されています。
ちなみに東京都交通局(いわゆる都営バス)では12~15年程度です。


また、比較的他社との協調性が強く西武バス・京王バス系列、国際興業との共同運行路線などがあり、並走区間でも特に競合していないです。

このほか乗務員の運転技術が高く、道幅狭くて他社だったら絶対に中型車を入れるような路線に堂々と大型車を入れるにもかかわらず事故件数がかなり少ないので安心して乗ることができます。

ではある程度関東バスについて説明したところで
発車します!おつかまりください!


まずはムーバスからです。
ムーバスは武蔵野市から運行委託されているコミュニティバスです!
全国で初めて本格運行を始めたコミュニティバスです。

ムーバスを走らすきっかけとなったのが交通弱者の市民から武蔵野市に寄せられて公共交通の改善の声です。
まずは交通空白地域を定めることにし、実際の交通弱者からの調査をし、主な基準として駅やバス停から約200m離れていることなどとしました。
交通弱者(高齢者や障害がある人など)にとって200m歩くのは大変なことだそうです。

そこでムーバスではこのような住宅街にバスを走らすことを検討しました!
しかしここで問題が発生しました!

従来の路線バスでは車体の大きさからどうしても一方通行でも約3m50cm以上、両側通行の場合は約6m以上なくては安全に走ることができませんでした。
武蔵野市は住宅密集地が多く、幹線道路が少ないのです。

そこでムーバスではマイクロバスに目を付け、マイクロバスであれば車体幅が狭く、長さもみじかいため道路幅は一方通行では最低でも2m50cm(都内の一般的な住宅街の道幅)両側通行でも5m程度あれば十分安全に走行できるのです。
でも問題点が・・・

>当時はまだマイクロバスベースの路線バスが発売されてなかったのです!
しかし運がいいことに偶然、日野自動車が路線バス向けのリエッセが発売され、価格も比較的安価ということで日野リエッセの導入を決定!
ステップはあるものの従来の路線バスよりは段差が小さいので今までの路線バスより楽に乗り降りできるようになりました。

ある程度準備を整ったところで今度は運賃の制定です!
なんと運賃100円と言い出しました。
賛成が多い一方、一部市議などからは反対意見も多く「明らかに赤字になる」などの意見がありました。

運行会社は小田急バスや西武バスに委託しようとしたが即却下され、関東バスも難色を示していたそうですが「赤字分は補填してくれること」などを条件に関東バスが担当になりました。
また運輸省(現在の国土交通省)もなかなか許可は下りませんでしたが、さまざまな条件の下、特認で運行許可を出しました!
いざ走らせてみると案の定赤字になってしまいました!
しかしこまめに調査し、徐々に改善した結果、2000年には黒字に転換、当時の反対派や運輸省もビックリしたそうです。
またほかの自治体もやはり特認扱いではあるもののコミュニティバスを開設し、現在では法令が緩和され比較的簡単な手続きでコミュニティバスが開設されるようになりました!
そして路線拡大にあわせ最初は聞く耳さえ持たなかった小田急バスも運行事業者になり、西武バスは営業所までの距離が離れているなどの理由でムーバスへの参入はしなかったが、西武バスが多く運行している西東京市では「はなバス」、清瀬市では「きよバス」などの運行事業者となりました!
そして専用定期券の発売もあり、駅前の違法駐輪が激減したりとさまざまな効果ももたらしています!



続いては普通の路線バスです!
このカラーは伝統的でずっとこのカラーです!













皆さんの期待を裏切りませんよ!
最後はB3008号車!

このB3008号車は関東バスの長年の特徴である前中後にドアがある3扉車(普通の都内の路線バスでは前と中の2扉)の最後の1台であります!
ではなぜ3扉車が登場し、今は製造されていないのか?
ちょっとだけ3扉車の歴史を語りましょう!

高度経済成長期、バス利用者は増える一方、中央線の駅のバスロータリーは狭い場所が多く、バスを裁ききれないぐらいバスが増えてしまいました!
そこで関東バスでは少しでも降車時間を短くする方法として3扉車の開発をしました!
そしてやはりロータリーのせまい西武バスにも導入され、さらに都内各社も超混雑路線に次々導入されました!

その後再開発や改良が進み、またバス利用者も一時期に比べれば減り、2扉でも十分に対応できるようになったこと、またノンステップ化により3扉にするのが難しくなったことなどにより3扉車は徐々に姿を消し、南関東でも急激に減ってしまいます!
>南関東では比較的最後まで残った西武バス、東京ベイシティバス、関東バスであるが、西武バスが1足先に全車引退、関東バスも3000番台の廃車が始まり例外ではなくこのまま全廃・・・
最後まで残ったベイシティバスも全廃

かと思われてが、関東バスではなんと動態保存という形ではあるもののなんと1台、このB3008が生き延びたのです!
コロコロと系統は変えつつも定期運用が与えられ、現在は朝夕に運行の吉50とその送り込みで武蔵野営業所-吉祥寺駅で定期運用があります!


そんなB3008号車をクリスマスの吉祥寺よりダイジェストでお届け!






















以上でおしまい!
次回は今年一年を振り返ってみたいと思います!


次回もお楽しみに!