都営バス講座~バスに表記されるいろいろなもの~ | 勝手に交通&舞浜D研究所!

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※架空の研究所です。

こんにちは!

今回は久々に都営バス講座を開催!
東京23区在住または通勤されている方、東京に旅行に来たことある方なら絶対見たことあると思います!
都営バスの疑問に迫るこの企画!

今回は、気になった方も多いと思います!
車体側面に「ノンステップバス」やら「A-K123」みたいにローマ字+数字の組み合わせが書いてあったりなど意味が分からないこともあると思います!
それらがどういう意味があるのかんなどを解説します!


まず最初は入り口横に書いてある これ↓
$ロマンスカー大好きのブログ
乗るたびに気になる方もいると思います!
何のことかわかりますか?


簡単に言えば車両の管理番号です!
しかし、ただ適当に付けているわけではありません!


それぞれのアルファベット、数字に意味があります!
今回は上記の「R-L637(臨海)」を例に解説します!

まず最初の「R」!
この「R」はどこの車庫に所属している車両かを表します!
ちなみに「R」は臨海支所所属の車です!


各営業所ごとに違うアルファベットが当てられています!

組み合わせは下記の通りです!


A・・・品川営業所
B・・・渋谷営業所
C・・・新宿支所
D・・・杉並支所
E・・・小滝橋営業所
F・・・練馬支所
G・・・大塚支所
H・・・千住営業所
K・・・南千住営業所
L・・・江東営業所
N・・・北営業所
P・・・巣鴨営業所
R・・・臨海支所
S・・・深川営業所
T・・・早稲田営業所
V・・・江戸川営業所
W・・・青梅支所
Z・・・青戸支所

以上の通り!

次に「-(ハイフン)」の後にある「L」!
この「L」は何年度に購入した車両かを表す。

ちなみに「L」は平成15年度に購入した車両!
なお「年」ではなく「年度」なので、例えば平成16年2月に購入しても「L」となるので注意! 


現在の運行している車両は平成11年度以降の車両!

F・・・平成11年度
G・・・平成12年度
H・・・平成13年度
K・・・平成14年度
L・・・平成15年度
M・・・平成16年度
N・・・平成17年度
P・・・平成18年度
R・・・平成19年度
S・・・平成20年度
T・・・平成21年度
V・・・平成22年度
W・・・平成23年度

X・・・平成24年度
Y・・・平成25年度


となります

そして最後の数字!

これも適当ではなくある程度、分類して使っています!

分類は下記の通りです!


001~099(百の位が0の場合)
観光バス、コミュニティバス、業務用など下記に当てはまらない場合


100~799(百の位が0および8、9以外)
一般路線バス

800~899(百の位が8の場合)
中型タイプの路線バス(一回り小さいこと以外は普通の路線バス)
ただし中型タイプでも長さが10mを超える場合や幅が3m40cmを超える場合は大型車の扱いとなる!

900~999(百の位が9の場合)
特定輸送車(企業や学校などが送迎用バスなどとして半永久的に契約し、その企業や学校専用で購入したバスに付与される)

となっています!


次に、最近の都営バスには必ず書いてある これ↓
$ロマンスカー大好きのブログ
10年ぐらい前からチラホラ、最近は必ず目にしますね!
名前の通り、段がないバスで、都営バスはもちろん!
主要都市に行けばよく走っています!


え?でも段あるじゃん!
嘘ついてね?
と思うかもしれないが、出入口に段がないという意味であって100%段がないわけではないので注意!

都営バスでは平成25年4月1日にノンステップバス100%になりました!

また一部車両には「CNGノンステップバス」と書いてあるのを見たことある方もいるのではないでしょうか?
$ロマンスカー大好きのブログ
この「CNG」は「圧縮天然ガス」のことで、「CNG」を燃料にして走る車両のこと!

メリット&デメリット

メリット
・環境によい(化石燃料の中では1番環境によい)
・ほぼ普通のバスと同じぐらいの値段で買える
など


デメリット
・ガスボンベを定期的に交換する必要がある(通常はガソリンと同じように燃料を入れるが、ガスボンベなので、定期的な交換が必要)
・CNG燃料用のスタンドの設置などが必要
・燃料費が高い
など


しかも、ハイブリッドバスの普及で、衰退しつつある

さらに、さいきんはこのような表記をしてあるバスをチラホラ見かけるのではないでしょうか?
$ロマンスカー大好きのブログ
そのまんま!
ハイブリッドバスです!
いつぐらい前からはしているの?
というとなんと約20年ほど前から登場しています!
え?と思うかもしれないが、本当です!
しかし、当時はハイブリッドなんていう言葉なんか普及しているわけもなく、ましてや車体に表記もしていないので(たとえ表記してあったとしても)普通のバスにしか見えないです!

じつは1回はなくなる危機がありました!
それはノンステップバス登場後です!
当時、ハイブリッド用のバッテリーは大きく、床下スペースがないノンステップバスにつけることが出来なかったので、消滅危機が・・・
しかし、最近になり、小型のバッテリーが開発され、ハイブリッドバスの製造も再開され、折りしもプリウスなどのハイブリッドカーブームが到来したため、その名を全国にとどろかせる事に成功したのです!


そして次は前面を見ると、このような表記とヘッドマーク(どっちかの場合もちらほら)を付けているのを見たことある方もいると思います!
ロマンスカー大好きのブログ
ロマンスカー大好きのブログ

通常は都章のイチョウマークに「ノンステップバス」の表記ですが、上記2つは違います!

これは都市新バスといい、都営バスでは次の条件を満たせば認定されます(はずなんですが・・・)

・本数がメチャクチャ多い!
平均10分に1回以上の運行がある!
(はずなんだけど・・・都03はお察しください)


・速達性がある、もしくはラッシュ時に路線のおよそ半数以上、バス専用レーンもしくはバス優先レーンが設置されていること!
・系統に「都」を名乗らせること!


・グリーン~~と名称をつけること
・専用の車両を導入すること!
・ヘッドマークをつけ、名称を表示させる
など
なはずなんだけど・・・

最近は法則なんてお構いなし!

車両は普通のノンステップバス!
1時間に1回しかこないところも!
速達性があるといいつついつも時間調整Or遅れる!
など条件なんかお構いなし!
ヘッドマークか名称版さえ出ていればOKな状態です!


ただ、変更がめんどくさいからとりあえず名称だけつけておけばOKな状態です・・・

>以上でおしまい!
次回もお楽しみに!