大和総研の194回日本経済予測のレポートが話題になっています。
http://www.dir.co.jp/research/report/japan/outlook/quartery/20170908_012285.pdf
何が話題になっているかというと、
「働き方改革」で 給料が 最大8.5兆円も減って 消費を冷やすと
先日の日経新聞も
「賃金 残業減でも維持を 経団連」 という記事が出ていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO21840860T01C17A0EE8000/
今、世の中の風潮は 残業=悪 残業させる企業はブラック企業・・・・
ここまで言うと言いすぎかもしれませんが、
大企業は「働き方改革」を錦の御旗にして
従業員の賃金カットを
ひそかに、しかし大規模に
推進させているという側面も否めないと思います。
若い方は別にして、
管理職ではないので残業はつかないが
会社の中核として会社を支えている方々は
その多くが、ある程度の残業手当を所与のものとして
家計を組み立てているというのが実態でしょう。
その残業代が減るわけですから
景気を冷やすのは当たり前のこと。
その側面に あまり光があったていなかったので、
この日経新聞の記事は良い記事だと思いました。
昔、月末になると、残業管理の先輩が
「今月は○時間ね~ 」
と声をかけ
みんなが一斉に 手書きの残業表に適当につじつま合わせて
書きこんでいたのを思い出しました。
為替ディーラーの一番初め、
奴隷のようにこき使われたアシスタント時代
朝の6時半にはディーリーングルームに入り
相場が荒れると 午前様は当たり前
もちろんタクシー券は出ましたが・・・・
1か月の残業時間が200時間近くという月も当たり前でした
過労死基準は80時間ですよね・・・・・
あれ全部残業代でもらっていたら
凄かったでしょうね。
残念ながら 残業代の請求に時効は5年だそうです。 笑
但し、その時代 (80年代~90年代)でも
メーカー(大企業ですが・・・)は組合がしっかりしていたので
残業した分はきちんともらっていたようです。
(学生時代の友達が言っていました)
そう思うと、昔の日本の金融機関は
間違いなく、膨大なる「サービス残業」に支えられていたのは
疑いのない事実ですね。
時代の流れを感じますね・・・・・
以上
天