フラレタ友達へのアドバイス

あなたは、友達がフラレタ～と相談に来たら、何て言う？

彼にフラレタ～と泣きついてくる場合もあるだろうし、相談の電話はじっと次の言葉をつむぎ出せないで、黙りこくったままでいるかもしれない。

KENBOと同世代以上の男性なら、軽く｢ふられちゃたんだよね｣と頭を掻きながら照れ笑いをする術（すべ）を身につけている人も多い。

もっとも、こんなのはもともと好きだったとしてもたかが知れてるのかもしれない。

その男性が本当に相手を好きだった場合は、やはり言葉では気持ちをうまく言い表わせないに違いない。



ふられた～と相談に来た相手に対して、精神科医の”ゆうきゆう”さんという人が書いたコラムを雑誌で読んでて、思わず膝を打った話があったので紹介したい。


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相談してきた相手に、あなたは静かに、｢つらかったね・・・｣と共感を示してあげた。

すると彼女は、胸の奥から絞り出すように、｢ありがとう・・・。でも私・・・私・・・どうすれば、いいんだろう？｣

ゆうきゆうさんの問いかけはここで、あなたはどんなアドバイスをしてあげるか？という設問について精神科医の立場で書いてあって興味深かった。

ほとんどの人が、

｢今日はゆっくり休んで明日考えようよ。他に好きな人が現われるよ｣

｢大丈夫、ぱーっと忘れて飲みに行こう！｣

これは間違っていない

論理的思考で導くなら、こうなるのは正しいという。

彼にふられたのは悲しいに違いないけど、それは人生のエピソードに過ぎない、という見方が根本にあるからだ。

では、あなたが彼女の立場なら、あなたはあなた自身に同じアドバイスができるだろうか

大抵は、こういった場合、ネガティブにどんどん考えていくばかり、というのがゆうきゆうさんの主張だ。


さらに、ここから一歩突っ込んだユニークなアドバイスが載っていて、すっかり感心した。

それは

今から３分間だけ、ポジティブ・シンキングな人を演じてみる（‐＾▽＾‐）

こと。

やり方は、まず無理やりでも笑顔(｀∀´)を作る。

自分を笑うつもりでいいので、ニヤっとしてみよう。

そして次にすべての思考を｢よいほうによいほうに考える｣

３分間だけなので、わざと、強引に、自分に都合よく意識的にガンガン行う。

そして、ひとつのポジティブなことを思いつくたびに、目の前にあなたの”ファン”の子供がひとり増えていくと想像する。

それが難しいなら、”ボール”でもよい。

大事なことは、あなたのひとつひとつのプラス思考が、｢形｣をもって増えていくと想像することだ。

そして３分後に、ふっと深呼吸。

あなたのイメージは、あなたの周りはたくさんの子供たちや、ボールで囲まれている。

その子供たちやボールでも、３分間で思いついたポジティブな気持ちがあなたのことを守ってくれている。

そう考えると、心が驚くほど安らぎに満ちてくる。

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この、ゆうきゆうさんの話を読んで、これこそ論理的思考とは少し違うかもしれないけど、まさに潜在意識を操るうまい方法だと感じた。

元セラピストで今はパーソナル・モチベーターとして人気の石井裕之さんの著書にあった、

Fake it until you make it !

という言葉を思い出した。

コトが成就するまで、騙し続けろ！という意味合いだ。

誰を

自分自身を、である。

本気で自分自身を騙せると、人は単にそう演じるだけでなく、本物になっていく。

なぜならあなたの無意識、つまり潜在意識には現実と想像の区別がつかない性質があり、あなたが本気で確信している想像ならそれをホンモノと理解し、コトを成就させようと２４時間働くからだ。

３分間という短い時間で、心の安らぎを感じることに一度成功すると、今度はもっと長く演じていくことが楽しくなる。

それに成功するとさらに長く・・・あなたが心の底から願うコトが成就するまで自分を騙し続けられるなら、もはやそれは騙しでもなんでもなく、真実なのだ。

一生騙し続けられるなら素敵な人生に違いない。



話を戻すと、フラレタ友達にしてあげることのできるアドバイスは、まずその友達の心を落ち着かせ、できれば暖かく満たしてあげることだと思う。

このゆうきゆうさんの３分間メソッドを、その場で教えてあげてみてはいかがだろう。

３分間の砂時計があると見たててみよう。

そして未来から時が押し寄せ、３分後に砂が落ちきったときの現在には、友達が楽になっていることを祈ってあげよう。



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