カウンターの椅子

お店には

カウンター席があって

そこには

開店から

店と共にある

飛騨産業さんの椅子が

4脚あります

実は

5脚あって

そのうちの１つは

私の部屋にあるのですけどね

先日    （かなり前ですが  笑）

カンブリア宮殿で

その椅子を作っている

飛騨産業さんを

クローズアップされて

その飛騨産業さんの

岡田社長の

インタビューの内容が

あまりによかったので

お伝えさせてください

岡田社長の座右の銘



いいかげん。

お湯は熱すぎても入れないし
ぬるすぎても入れない
「いいかげん」が良い

ええ加減ではなく
「いい加減」







口からでまかせ

カッコつけないで
自分がその時に思ったことを
口に出してみる
本音で生きる
そんな生き方をしたいなと

行き当たりばったり

生きているのは今日しかない
昨日も明日もない
今をどう生きるか

てもその中で

良い出会いもある
そういう出会いを大切に思う


その日ぐらし


その日を大切に生きたい

そんな思いから
この言葉を選んだ






生涯を共にする家具

岡田社長の言葉より

我が飛騨産業は

買っていただいた

家具の修理を

引き受けることによって

２０年３０年前に買われた
家具が戻ってきます


それを綺麗に修理して
お客様にお返しすると

お礼状が届いたりするんです



あるお客様は

結婚して
新築で家を建てた時に

夢であり
憧れでもあった
飛騨産業の家具を買ってくださり

時を重ねて、、、。

その家具には

子供たちがつけた
傷も含めて

たくさんの
思い出が詰まっていたそうです。

長い年月を重ね

その子供達も

成長して
家を去ったのち

夫婦2人になったのを機に

都心のマンションに
引っ越しを決められたそうです

その時に

思い出の詰まった

どうしても

捨てられない家具を

持っていきたいと、、、。

でも、
それには

シートが擦り切れ
塗料が剥げ落ちた部分もあった為

弊社に修理を依頼されました。

そして

その家具が

新品同様に
綺麗になって戻ってきて

それでも
子供のつけた傷は
そのまま残っていたので

その思い出の家具と一緒に

これからの人生を
夫婦で楽しんでいきます

ありがとうございました



というお手紙を頂き
大変嬉しく思いました。




家具には家具という
役割だけでなく

家族の紡いできた
時間と、思い出が
詰まってるって言える

時間を経過しても
質を損なわない

本物の家具

本当に凄い。

そんなカウンターの椅子は

私にとっても

想い出の

いっぱいいっぱい詰まった

宝物です。

少しくたびれてきた

椅子。

小傷が目立ってきた椅子

店と共に時を重ねて

たくさんのお客様を

迎えてくれているのですね

本当にありがとう。