数日前から、
くるみの散歩担当に復帰しました!
思い返せば、
一昨年の秋頃に五十肩を悪化させ、
くるみの散歩に行けなくなってしまいました。
幸いにも(?)
次男が家で引きこもっていましたので、
散歩を全面的に引き受けてもらうことになりました。
いえ、
無理やり引き受けさせました(笑)
放っておいたら次男は、
一日中自室に籠っていましたので、
外に出ること、
そして規則正しい生活をさせることが目的でもありました。
実は少し前から、
アルバイトをしようと考えて始めました。
父のことも落ち着いてきたし、
なにより、
引きこもっている次男を見ているのがしんどくなってきました。
推しにかけるお小遣いも少し稼ぎたいし、
そろそろ社会に関わりたくもなってきました。
そんな時に、
たまたま新聞折込に入ったチラシに、
ちょっと気になるものがありました。
仏具店が運営する葬儀場の短時間パートです。
家からも近く、
行ったことのある葬儀場だし、
仕事内容も自分に合っていると感じました。
そしてその会社ではパートだけでなく、
正社員の募集もしていました。
ふと何気なく、
チラシを次男にも見せて、
「ここ、申し込んでみる?」
と聞くと、
「じゃあ、申し込んでみようかな…。」
と言うではないですか!
「ママはやめておくから、
すぐに連絡してみなよ。」
と言って、
次男に譲ることになりました。
それが4月の中旬頃のこと。
次男はすぐに申し込みをして、
4月20日に面接に行き、
24日に採用の連絡をもらいました。
そして28日から出勤することになりました。
まさに急展開です。
まさか採用されるとは思わず、
いや、採用されると思ってもいたけど、
そんなにすんなりと事が進むと思っていなくて、
とてもビックリしました。
慌てて準備をしました。
お仕事はスーツで行きますので、
ワイシャツと靴を買いに行きました。
スーツはとりあえず大学の入学時に買ったものを着ていくとして、
ワイシャツの着替えと、
歩きやすい靴を買わなければ。
中に着る白Tシャツとか、
黒い靴下とか、
細々なものも揃えました。
スーツも追々、
買い足さなければならないでしょうね。
仕方ないけど、
制服のある職場だったらよかったのにね。
お仕事を始めて約1週間、
次男は今のところ元気に通っています。
勤務は9時からなので、
朝もゆっくりだし、
家から車で15分ほどの距離なので、
運転に不慣れな次男でも安心です。
まだ残業はほとんどありませんが、
今後はお葬儀の具合で、
不規則な勤務形態になっていくと思います。
どうなるか不安はありますが、
とにかく外で働く気持ちになったこと、
そして実際に働けていること、
これまでの生活を思うと、
本当にホッとしています。
次男が元気にお仕事できるように、
支えていきたいと思います。
次男は大学を辞めてから、
本屋さんで働きたいと言っていました。
子供の頃から本が大好きで、
将来のことを決める時も、
「ただ、本が読んでいたい。」
と言うので、
ふたりで相談して、
図書館司書か高校の国語教師になるために、
大学の文学部に行ったのでした。
残念ながら大学に行けなくなって、
じゃあ仕事を探す…となった時に、
改めて本屋さんで働くことを考えました。
いろいろ調べると、
次男の思うような仕事は、
アルバイトが担う仕事のように思いました。
とりあえずアルバイトでと思って探しましたが、
面接までたどり着けないことがほとんどでした。
そのうちに、
いつしか探すのをやめてしまったようでした。
このままずっと引きこもっちゃうのかと、
本当に心配していました。
人生はいつ何が起こるかわかりません。
でも自分で行動しないと何も起こりません。
もしこのお仕事がダメになっても、
自分で行動を起こさなければ何も変わらないと気が付いてくれたら、
それだけでも大成長です。
そんなわけで、
私はまたアルバイトを探しながら、
久しぶりのくるみの散歩を楽しんでいます。
くるみは相変わらず、
自由気ままに歩いたり止まったり、
恐ろしいほど遠くまで行ったり、
あっという間に家に戻ってきたりしています。
1年半前と全く変わりません。
それなのに私はとても衰えていて、
散歩に行き始めてから、
ずっと足がだるいのです。
足の筋力が無くなってしまったのでしょう。
鍛えるのは大変なのに、
衰えるのはあっという間なのです。
これも老化ですね。
悲しいけど、
また少しずつ鍛え直すしかなさそうです。