春になったね! | 50歳からの人生を考える(笑)

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50歳からの人生をいかに楽しく充実したものにできるか。
そして後悔なく笑顔で死んでいけるかを考えて、実践するためのブログです。

急に暖かくなりました。

 

 

毎日のように観察している自宅近くの桜…

やっとつぼみが色づいてきました。

あと数日かな?

満開になるのが待ち遠しいです。

 

 

 

 

 

 

この1~3月期のドラマ、

私の推しの皆様の出演が目白押しで、

うれしい悲鳴でした。

全部で5作品もあり、

もちろんすべて録画していたのですが、

さすがに全部見るのは無理だなぁ…と。

 

 

とりあえず『恋する警護24時』は観るとして、

『先生さようなら』

『リビングの松永さん』

は1話が30分らしいから観れるかも?

『大奥』は内容が重いし怖いかな。

…とか考えていましたが、

急に『春になったら』を観始めてしまいました(笑)

 

 

 

 

『春になったら』

主人公の父娘の、

お父さんは癌で余命3ヶ月。

娘は結婚まで3ヶ月。

その3か月間の家族の物語です。

深澤さんが娘の友人として出演していました。

 

 

内容は苦手なものですが、

全体のふわっとあたたかい感じと、

コミカルなテンポの良さで楽しめました。

最後もさらっと、

理想的な終わり方だったと思います。

いいドラマでした。

 

 

観るきっかけになったのは、

深澤さんはもちろんだけど、

娘の勤務先の上司で小林聡美さんが出演されていたからです。

小林聡美さんが大好きで、

観るだけで心が晴れ晴れします。

 

 

 

 

 

 

その直後に、

『波紋』という映画を観ました。

 

 

『波紋』

2023年に公開された、

荻上直子監督の作品です。

震災や介護、

新興宗教や障碍者差別…

様々な問題に翻弄される主婦と家族のお話です。

 

 

 

 

映画は不穏な空気で始まり、

まるでホラー映画のよう…

あれ?

怖い映画だったの?

 

 

夫は要介護の父親の世話を押し付けて失踪し、

ひとり息子は家を出てしまい、

スーパーのパートで理不尽な客にストレスを溜めて、

新興宗教にのめり込む主婦。

く、苦しい…

観るの辛いかも…

 

 

しかも登場人物がみんな、

揃いも揃ってイヤな人たち(笑)

それを演技に定評のある素晴らしい俳優さん達が演じているので、

それはもう、

夢に出て来そうにイヤな感じなんです。

 

 

 

 

この映画の主人公の主婦役が、

『春になったら』で父の姉役だった筒井真理子さん。

その失踪した夫役が、

父の主治医役だった光石研さんでした。

おふたりとも本当にすごい!

まるで別人なんですけど💦

あんなにカッコよくて頼りになるお姉ちゃんが?

あんなに優しくて患者のことに親身になってくれるお医者さんが?

なんでなんで??

ちょっとパニックになります(笑)

 

 

たまたまこのお二人が出演されていたので観たのですが、

いろんな要素が詰め込まれていて、

理解するのが難しい映画でした。

社会的な弱者にスポットを当てているようで、

その人たちもただかわいそうな人ではなく、

あまりにも開き直った強い弱者なんです。

誰もが持っているイヤな部分が描かれていて、

自分もそうなのかも、と辛くなりました。

 

 

弱者が生きていくには厳しい世の中で、

誰かの助けを待っているだけでは生きていけない。

あまりにも切ないことですが、

それが現実なのかもしれません。

そういう私だって、

自分の事で手いっぱいで、

人の事を助ける余裕なんてないのですから。

情けないことです。

 

 

 

 

重いテーマの作品でしたが、

傾倒している宗教団体の会合の様子は、

何だか面白くて(笑)

オリジナルの歌やダンス…

キメ台詞なども何ともシュールで笑ってしまいました。

キムラ緑子さん、

あまりにも上手すぎて、

もう宗教団体の幹部にしか見えなくなっちゃう(笑)

 

 

最終的には吹っ切れた様子の主人公の主婦。

小さいきっかけはいくつかあったけど、

何が彼女を解放したのか、

疑問が残る映画でした。

いつか見直したらわかるのかな?