急に暖かくなりました。
毎日のように観察している自宅近くの桜…
やっとつぼみが色づいてきました。
あと数日かな?
満開になるのが待ち遠しいです。
この1~3月期のドラマ、
私の推しの皆様の出演が目白押しで、
うれしい悲鳴でした。
全部で5作品もあり、
もちろんすべて録画していたのですが、
さすがに全部見るのは無理だなぁ…と。
とりあえず『恋する警護24時』は観るとして、
『先生さようなら』
『リビングの松永さん』
は1話が30分らしいから観れるかも?
『大奥』は内容が重いし怖いかな。
…とか考えていましたが、
急に『春になったら』を観始めてしまいました(笑)
『春になったら』
主人公の父娘の、
お父さんは癌で余命3ヶ月。
娘は結婚まで3ヶ月。
その3か月間の家族の物語です。
深澤さんが娘の友人として出演していました。
内容は苦手なものですが、
全体のふわっとあたたかい感じと、
コミカルなテンポの良さで楽しめました。
最後もさらっと、
理想的な終わり方だったと思います。
いいドラマでした。
観るきっかけになったのは、
深澤さんはもちろんだけど、
娘の勤務先の上司で小林聡美さんが出演されていたからです。
小林聡美さんが大好きで、
観るだけで心が晴れ晴れします。
その直後に、
『波紋』という映画を観ました。
『波紋』
2023年に公開された、
荻上直子監督の作品です。
震災や介護、
新興宗教や障碍者差別…
様々な問題に翻弄される主婦と家族のお話です。
映画は不穏な空気で始まり、
まるでホラー映画のよう…
あれ?
怖い映画だったの?
夫は要介護の父親の世話を押し付けて失踪し、
ひとり息子は家を出てしまい、
スーパーのパートで理不尽な客にストレスを溜めて、
新興宗教にのめり込む主婦。
く、苦しい…
観るの辛いかも…
しかも登場人物がみんな、
揃いも揃ってイヤな人たち(笑)
それを演技に定評のある素晴らしい俳優さん達が演じているので、
それはもう、
夢に出て来そうにイヤな感じなんです。
この映画の主人公の主婦役が、
『春になったら』で父の姉役だった筒井真理子さん。
その失踪した夫役が、
父の主治医役だった光石研さんでした。
おふたりとも本当にすごい!
まるで別人なんですけど💦
あんなにカッコよくて頼りになるお姉ちゃんが?
あんなに優しくて患者のことに親身になってくれるお医者さんが?
なんでなんで??
ちょっとパニックになります(笑)
たまたまこのお二人が出演されていたので観たのですが、
いろんな要素が詰め込まれていて、
理解するのが難しい映画でした。
社会的な弱者にスポットを当てているようで、
その人たちもただかわいそうな人ではなく、
あまりにも開き直った強い弱者なんです。
誰もが持っているイヤな部分が描かれていて、
自分もそうなのかも、と辛くなりました。
弱者が生きていくには厳しい世の中で、
誰かの助けを待っているだけでは生きていけない。
あまりにも切ないことですが、
それが現実なのかもしれません。
そういう私だって、
自分の事で手いっぱいで、
人の事を助ける余裕なんてないのですから。
情けないことです。
重いテーマの作品でしたが、
傾倒している宗教団体の会合の様子は、
何だか面白くて(笑)
オリジナルの歌やダンス…
キメ台詞なども何ともシュールで笑ってしまいました。
キムラ緑子さん、
あまりにも上手すぎて、
もう宗教団体の幹部にしか見えなくなっちゃう(笑)
最終的には吹っ切れた様子の主人公の主婦。
小さいきっかけはいくつかあったけど、
何が彼女を解放したのか、
疑問が残る映画でした。
いつか見直したらわかるのかな?