2月5日午後に降り始めた雪は夜まで降り続き、関東一円を真っ白に塗りこめた。

 

残念ながら朝には止んでしまっていたが、少しでも雪景色を撮れればと早朝から鎌倉山見晴俯瞰に向かった。

 

 

仄明るくなってきた朝のブルーモーメント。相模湾には雲が暑くかかり晴れていればくっきりと稜線が見える箱根外輪山もどこへやら…。その代わり前灯を煌々と点けたモノレールがまだ覚めぬ町並みの中、独り躍動感を感じさせた。

 

 

少しずつ明るくなる見晴俯瞰。やって来たのは青い帯が凛々しい5000系第2編成。対岸に浮かぶ灯が北国の海の風情を思わせる。

 

 

あまり好きではないOJICOラッピングの第5編成湘南パープルライン。OJICOのTシャツ自体は良いのだが、このラッピング、車体の美しさが台無しなのだ…。

 

 

今日は箱根外輪山の形が見えないのでカメラをやや下に振って海を構図上方に配置する。海を背景に上り下りするモノレール。すっかり雪を被った鎌倉、藤沢の街並みが丘陵地の緑に包まれてひっそり静まり返っていた。

 

 

見晴俯瞰撮影地の最南端、最近まで木が茂っていた場所が(住宅開発の関連か!!?)伐採されていたため、今まで撮れなかった場所に新たなお立ち台ができていた。目の前に今後家が建つのではないかという不安もあるが、まずは今この眺望が得られたことに感謝しなければならない。西鎌倉の街並みを右手に配し、左手には目白山下~片瀬山間のサミットを行くモノレール、そして背景には相模湾が一望できる。曇天で富士こそ見えないものの、どこか津軽の海をも思わせる風景に唸る。

 

 

ここまでは300mm単焦点で撮っていたが、最後はやや撮影範囲を広めにして200mmで1枚。列車が小さくなってしまうが、丘陵地に囲まれた住宅街とモノレール、そして背後の相模湾が首都圏とは思えない広がりを見せていた。