tokio days 4


ウブロ東京銀座









手ぶらで訪ねる事にした





***********



HUBLOT ウブロ 銀座 ブティック


昨年12月ー
冬の日差しが銀座の街を照らしていた
人々は師走の慌ただしさに追われ、早足で闊歩しこの時期の風物詩となった宝くじに長蛇の列を成す
喧騒とは扉一枚距離を置きブティックの店内にはクリスマスアレンジの緩やかなjazzが流れブラウン系で統一され装飾は落ち着いた雰囲気を漂わせていた


不思議なご縁から日本唯一の直営店、ウブロ銀座ブティックの皆様に
決して短くない時間、お話を聞く事が出来
たくさんの質問をし、様々なお客様への対応を拝見させて頂いたのだった




********



アフリカ行きの直前、様々なお土産を手渡され、激励された
取材の旅が終わり 帰国から1週間
店舗スタッフの皆様に元気な顔を見せたくて
閉店まで2時間程のブティックに足を運んだのだった



「 お帰りなさい 無事に戻られましたね 」

ちょうど来店されたお客様の見送りに店外に出ていた Fさんが
すっかり日焼けした僕を迎え入れてくれた

少し痩せました? 入院もしてましたしね、もう大丈夫ですか?

はい、もう大丈夫です
F さんの方はお変わりなさそうですね

僕らは約5ヶ月振りの挨拶を交わした
F さんには相変わらずの独自の気品と余裕が伺え
「変わっていないな」とすぐに実感した
男同士である事、一緒に食事をしたり(お寿司をごちそうになったのだがおいしかった!)
F さんが僕の文章、アフリカのレポートを読んでくれている事
お互いの近況報告に言葉はそれほど必要ではなかった

ブティック内の真新しい皮製のシートに案内され
『 その眼(=まなこ) で、日焼けした体で 何を見て来たのですか?? 』
その、男前な言葉選び、このお方も変わっていないな、と嬉しくなり
僕は女性販売員、Wさんと話を咲かせ
と言うより、この4ヶ月間の話を、ゆっくりと、ゆっくりと聞いてもらったのだった

『アフリカはどうでしたか??』

「一言でお伝えすると、やはり無理してでも行って良かったと実感しています」

僕は、手にする事が出来たアフリカネーションズカップ(アフリカ最大のサッカーの祭典)
BRICS 大統領 サミット( ブラジル ロシア 中国 インド 南アフリカ ) の
両公式プレスパスを見せながら、アフリカの日々を回想したのだった

シャンパンが高級チョコレートと共に運ばれてくる
「1番嬉しかったのは、街のローカル=生活している皆が僕の事を憶えていてくれた事
そして、ジャーナリストととして名乗って恥ずかしくない冠を手に出来た事です」

以前は渡す事の出来なかった、ジャーナリストを名乗った現地で刷った名刺
無事に渡す事が出来た

グラスを空ければ、お代わりのシャンパンが丁寧な作法で届き
気持ちよく語らせて頂いた

「そして、たくさん感動して泣いたり笑ったりした日々でした」

他のお客様がいない事を確認し、少し込み入った、感情的な話もさせてもらった

『ご両親は心配されていないですか??』

「両親は 心配は していると思いますが、
ある意味で納得し認知してくれていると思っています
前職を辞めた後しばらく、少なからず心配をかけてしまった時期があったので 」

決して、無理はしない様に、命を落とす事の無い様に
年寄りの意見として聞き入れて下さい
このチョコレートも持って帰って下さい
少し、痩せられたので、ちゃんと食べる事

実年齢より裕に15歳は若く見え、年寄りをあまりいじめないで下さいと
そう謙遜するWさん

僕らのやり取りを、もう一人の女性販売員、I さんも笑いながら見守ってくれていた

新しく入社された男性スタッフがお噂は聞いていました、と名刺を渡してくれた
聞けば、昨年出国直前に書いた僕の記事を読み
来店、購入を考えて下さっているご夫婦がいらっしゃると言う
W さんに対し
『記事を読んで来店したので、初めてあったのに以前から知っている様に思います』と
お声がけ下さったとの事だった

本当にタイムリーなんです
ご夫婦が見えたのはほんの数日前の話で
そしたら、ソータローさん ご本人が来店されたので 僕もお会い出来て嬉しいです

僕も、もちろん嬉しかった
こうして書いている事が、文章が、確実に誰かに伝わり
実感してもらってい事を、実感出来たからだ。


自身のアフリカ取材の為、特別に与えて頂いた
ヘミングウェイ、ピカソらが愛用したMOLESKIEのノートは大切に使っています
真っ黒になるまで、書き込んで下さい
との、W さん言葉も大切にしていますが
書いて、書いて書きまくった後の一言ノート、
一番大事なメモを書き残すノートとして使い
未だに余白は十分 今後もブラジル ヨーロッパ そして アフリカ にと
世界中に連れて行こうと思います

本当にありがとうございます


この日、マネージャーである K さんがお休みだったっ為
僕はまた気軽に、けれども明確な意志と、お話ししたい話題 目標をもって
日本唯一の直営ブティックに足を運ばせてもらおうと思います

見送って頂いた後に、銀座の街を歩きながら
あれ?思った以上にシャンパンが効いているな、と
1人実感し、けれど、雑踏を行き交う人を見ても
暖かい充実感が僕を優しく支配していました













以前の銀座ウブロブティックに関しての記事です

http://ameblo.jp/sotarobta/entry-11437107389.html

良かったら、こちらも目をと通して見て下さい

それでは