ストリート チルドレン ep３
朝から宿に客が現れ、眠りを解かれた
彼の名前はハミルトン、通称ハム
2010年この国にやって来た際、一番最初に出来た仲間の１人
バリトンボイスの持ち主だ
南アフリカに再び辿り着いた直後の1月1日の夜中
新年を祝う群衆の中、僕は偶然彼に再会した
と言うより、彼が僕を見つけてくれたのだった
happy new year !!久しぶりだな!!soh!!!! この再会はギフトだな!!
粋な事を言う ハムの新しい仲間、彼の子を身籠っているガールフレンドを紹介してもらい挨拶を交わす
たった１５分程だっただろうか
アフリカの新年を取材する為彼らと別れバーを抜け、僕はビーチに向かったのだった
その後アフリカネーションズカップで南アフリカ国内を激しく移動をする事となり
ハムらとゆっくり語らう時間を持てないでいた
なかなか落ち着かず、連絡出来ずに申し訳なかった。
いや、大丈夫だ気にしないでくれ。
コーヒーと煙草を分け、午前の陽が差し込むラウンジで僕らは向かい合い、呼吸を合わせる
調子はどうだい？
お腹の子供が９ヶ月になる、出産間近でいつ呼び出されてもおかしくない。ただ俺の方は仕事が見つからず苦労している。
この国には子供に対しての育児保証、金銭的なバックアップなど政府の援助は無いのか？
詰まる話、有るんだが俺たちにその権利は無い。俺の母親は南アフリカ出身ーお陰で俺はジンバブエ人だが同時に南アフリカの市民権も有している。
しかし彼女もジンバブエ人だ。２人の間に生まれてくる子供に保証や援助はない。
おまけに短期間の仕事を見つけてもすぐに契約を打ち切られる。
なかなか生活は苦しい....
僕らの持つ煙草の先は灰に変わり、ラウンジには白紫の煙が昇る
陽の光がオレンジ色の壁をより明るく照らしていた
ハム、病院には君は付き添えるのかい？彼女の手を取り出産に立ち会えるのかい？
ああ、可能だ。もちろん立ち会う予定だ。
一つ名案を思い付いた
君にビデオレコーダーを預けるよ。このsonyで君たちの第一子の誕生を録画してくれ。そして、もしよかったら俺が今創っているドキュメンタリー映画に映像を使わせてくれないか？
もちろんだとも！！DVDに焼く事は可能だろ？いや～いい思い出になる事間違いないな！感謝するよ！
こちらこそ！
２人で宿を出る
彼らが寝起きするシェルターを確認後（ナイジェリアンタウンのモノとは別であった）僕らはハムのガールフレンドが待つビーチへと向かった
露店の後ろ
ちょこんと、大きなお腹をさすりジョセリンは座っていた
あら、お久しぶりね、お元気かしら？
ああ、元気だよ。午前中の間、旦那様を拘束してしまったようだねすまない
いいのよ、いいのよ気にしないで。聞こえているかしらベイビー？貴方のアンクルsotaroおじさんよ～
聞こえているかな？はろーべびちゃんhowz it ? 調子はいかがか？
男の子を望むとハム 女の子が好いわとジョセリン
僕らはそんな話題から話に花を咲かせたのだった
sotaroはタイやラオスにも行った事があるんでしょう？羨ましいわ。海は透き通る程美しいってそれは本当？
ああ、本当だよ。だけどここ、ダーバンの海も本当に美しい。
え～ここが？そんなことないんじゃないのかなぁ？
いやいや本当だって！奇麗な砂浜青い空、最高だよ！僕はここが世界一好きだよ。
なんだか、おかしな感じがするわ。東京の海だって美しいでしょ？
東京の海は美しくないよ。なぜだか小さな自由の女神がいるけどね。僕らの国の最南端に沖縄ってアイランドがあってね、そこは本当に美しい。
それに残念な事に日本の東京より上の海は放射能に汚染されてしまっているんだ。
Fukushimaは未だに良くないの？大きなtsunamiが街を襲ったって聞いているわ。
状況は良くないどころか悪くなる一方だ。大きな問題はtsunamiが原子力発電所を直撃したんだ。政府は正しい避難命令を出さず、先日Fukushimaで子供の癌が発見された。子供の癌だよ？信じられるかい？東京にいる友達も放射能の影響を気にして子供を持てないと心配しているんだ。
なんだか大変なのね....それならみんな、africaに来れば好いのに
うん本当だね....
旦那の仕事が無い事に差し迫って悲愴感はないようだ
彼女はゆっくりと語る
僕らはコッペパン、それにポークハムを挟み３人で分けた
露店にハムの叔父が訪ねて来た
なにやらハムに説教をしている。ハムは後ろに手を組み黙ってスーツを着込んだ叔父を見ている
よーsoh!!
黒人のチビッコサーファーが声を掛けてくる
よくよく見ると探していたムトンボ＝セーフティーハウスのキッズサーファーだ
久しぶりだな！！元気していたかい？
ああ、shap shap !! 元気だったよ！久しぶりだね
聞くと、彼らは波乗りを終えムトンボに戻る処だと言う
ハムは相変わらず説教をされている
ジョセリンに２時間程で戻ると伝え、僕は予てから訪ねたかったセーフティーハウス＝ムトンボに向けキッズ達の後を追った
A true story text by sotaro ohdake
https://twitter.com/sotaro81
http://www.facebook.com/sotaro.ohdake
朝から宿に客が現れ、眠りを解かれた
彼の名前はハミルトン、通称ハム
2010年この国にやって来た際、一番最初に出来た仲間の１人
バリトンボイスの持ち主だ
南アフリカに再び辿り着いた直後の1月1日の夜中
新年を祝う群衆の中、僕は偶然彼に再会した
と言うより、彼が僕を見つけてくれたのだった
happy new year !!久しぶりだな!!soh!!!! この再会はギフトだな!!
粋な事を言う ハムの新しい仲間、彼の子を身籠っているガールフレンドを紹介してもらい挨拶を交わす
たった１５分程だっただろうか
アフリカの新年を取材する為彼らと別れバーを抜け、僕はビーチに向かったのだった
その後アフリカネーションズカップで南アフリカ国内を激しく移動をする事となり
ハムらとゆっくり語らう時間を持てないでいた
なかなか落ち着かず、連絡出来ずに申し訳なかった。
いや、大丈夫だ気にしないでくれ。
コーヒーと煙草を分け、午前の陽が差し込むラウンジで僕らは向かい合い、呼吸を合わせる
調子はどうだい？
お腹の子供が９ヶ月になる、出産間近でいつ呼び出されてもおかしくない。ただ俺の方は仕事が見つからず苦労している。
この国には子供に対しての育児保証、金銭的なバックアップなど政府の援助は無いのか？
詰まる話、有るんだが俺たちにその権利は無い。俺の母親は南アフリカ出身ーお陰で俺はジンバブエ人だが同時に南アフリカの市民権も有している。
しかし彼女もジンバブエ人だ。２人の間に生まれてくる子供に保証や援助はない。
おまけに短期間の仕事を見つけてもすぐに契約を打ち切られる。
なかなか生活は苦しい....
僕らの持つ煙草の先は灰に変わり、ラウンジには白紫の煙が昇る
陽の光がオレンジ色の壁をより明るく照らしていた
ハム、病院には君は付き添えるのかい？彼女の手を取り出産に立ち会えるのかい？
ああ、可能だ。もちろん立ち会う予定だ。
一つ名案を思い付いた
君にビデオレコーダーを預けるよ。このsonyで君たちの第一子の誕生を録画してくれ。そして、もしよかったら俺が今創っているドキュメンタリー映画に映像を使わせてくれないか？
もちろんだとも！！DVDに焼く事は可能だろ？いや～いい思い出になる事間違いないな！感謝するよ！
こちらこそ！
２人で宿を出る
彼らが寝起きするシェルターを確認後（ナイジェリアンタウンのモノとは別であった）僕らはハムのガールフレンドが待つビーチへと向かった
露店の後ろ
ちょこんと、大きなお腹をさすりジョセリンは座っていた
あら、お久しぶりね、お元気かしら？
ああ、元気だよ。午前中の間、旦那様を拘束してしまったようだねすまない
いいのよ、いいのよ気にしないで。聞こえているかしらベイビー？貴方のアンクルsotaroおじさんよ～
聞こえているかな？はろーべびちゃんhowz it ? 調子はいかがか？
男の子を望むとハム 女の子が好いわとジョセリン
僕らはそんな話題から話に花を咲かせたのだった
sotaroはタイやラオスにも行った事があるんでしょう？羨ましいわ。海は透き通る程美しいってそれは本当？
ああ、本当だよ。だけどここ、ダーバンの海も本当に美しい。
え～ここが？そんなことないんじゃないのかなぁ？
いやいや本当だって！奇麗な砂浜青い空、最高だよ！僕はここが世界一好きだよ。
なんだか、おかしな感じがするわ。東京の海だって美しいでしょ？
東京の海は美しくないよ。なぜだか小さな自由の女神がいるけどね。僕らの国の最南端に沖縄ってアイランドがあってね、そこは本当に美しい。
それに残念な事に日本の東京より上の海は放射能に汚染されてしまっているんだ。
Fukushimaは未だに良くないの？大きなtsunamiが街を襲ったって聞いているわ。
状況は良くないどころか悪くなる一方だ。大きな問題はtsunamiが原子力発電所を直撃したんだ。政府は正しい避難命令を出さず、先日Fukushimaで子供の癌が発見された。子供の癌だよ？信じられるかい？東京にいる友達も放射能の影響を気にして子供を持てないと心配しているんだ。
なんだか大変なのね....それならみんな、africaに来れば好いのに
うん本当だね....
旦那の仕事が無い事に差し迫って悲愴感はないようだ
彼女はゆっくりと語る
僕らはコッペパン、それにポークハムを挟み３人で分けた
露店にハムの叔父が訪ねて来た
なにやらハムに説教をしている。ハムは後ろに手を組み黙ってスーツを着込んだ叔父を見ている
よーsoh!!
黒人のチビッコサーファーが声を掛けてくる
よくよく見ると探していたムトンボ＝セーフティーハウスのキッズサーファーだ
久しぶりだな！！元気していたかい？
ああ、shap shap !! 元気だったよ！久しぶりだね
聞くと、彼らは波乗りを終えムトンボに戻る処だと言う
ハムは相変わらず説教をされている
ジョセリンに２時間程で戻ると伝え、僕は予てから訪ねたかったセーフティーハウス＝ムトンボに向けキッズ達の後を追った
A true story text by sotaro ohdake
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