HUBLOT  ウブロ 銀座 ブティック



12月の冬の日差しが銀座の街を照らしている



人々は師走の慌ただしさに追われ、早足で闊歩しこの時期の風物詩となった宝くじに長蛇の列を成す



 



喧騒とは扉一枚距離を置きブティックの店内にはクリスマスアレンジの緩やかなjazzが流れブラウン系で統一され装飾は落ち着いた雰囲気を漂わせている
不思議なご縁から日本唯一の直営店、ウブロ銀座ブティックの皆様に
決して短くない時間、お話を聞く事が出来た
たくさんの質問をし、様々なお客様への対応を拝見させて頂いた



ウブロはスイス生まれの老時計ブランド
経営不振に陥った際に、オメガなどで手腕を振った男
ジャン クロード リバーに再建を託し
ブランドイメージを残したまま
新しいモデルの発表、瞬く間に高級時計業界のトップに登り詰めた



このビジネスモデルは時計業界以外の企業にも注目され
マネジメント、PRの参考になっている
なぜ数年でそのような事が可能だったのでしょうか?



Iさん

一言で言えばトップの創造性です
言葉では簡単ですが
誰もなし得なかった事に挑戦した点
また、ビジョン、スピーチ力も成功の鍵でしょう



 



Fさん
私たちの代表作、代名詞であるビッグバンは医療用の素材であった高級ラバーとダイヤモンドの組み合わせをはじめ
およそ高級時計の部品としてはあり得なかった様々な素材と素材を組み合わせ融合させました。この未だかつて誰もしなかった創造性、フュージョン(融合)が
デザイン、機能、も含め、新しい高級腕時計として評価して頂いていると思っていますまた時計の名前通り時計業界にビックバンを起こし確信と新しい概念、価値を生んだ点にあると思います



私は一本ウブロを買って頂くまでは、お客様と対等だと信じて接客させて頂いています
もちろん、機械式時計としてパーツ以外のバックストーリーを含め
商品に自信を持ちお勧めさせて頂いています



 



Wさん 
私はもともと美術系の学校で学び、その後、教授のアシスタントになりました
しかし学生達が出す作品に点数を付ける作業が苦しく感じました
私は自分の作品に価格を付け、お客様に購入して頂いたこともあります
しかし、それ以前に美術が純粋に好きな身として
生徒達の作品に点数をつけ評価する事は
私には向いていませんでした

その後、美術を学んだ観点(例えば肌の色と相性の良い色、背丈や体格に似合ったバランスの商品を考え)から、そのお客様に似合う一本を真剣にお勧めさせて頂いています
尊敬出来る上司のもと、また仲間と共に手前どものブランドに誇りを持ち、勤めさせて頂いています
商品との出会いもご縁です
嫁に行ってしますと、もう後からでは間に合いません
お客様の運、タイミングも購入に必要な大切な要素です



 Wさんが接客している初老のご夫婦が長時間2本の商品を前に悩まれていた



様々な商品を前に、購入を決めかね楽しいはずの買い物の時間は、
「どっちがいいの?あなたが決めて?」
『お前が欲しいものにしろ!!』
と、険悪な時間にすり変わってしまっていた



やっと思いで1本を決めたご夫婦に、Wさんは
『時計は流れる時間を刻み確認する物です10年後も20年後もきちんと時を刻みます
今は嫌な気持ちがあるかもしれないですが長い時間を置き、時計を見たときの事を笑い話として思い出されるでしょうね』



この言葉を受け夫人も旦那様も仲直りし満足な笑みを浮かべ
ブティックを後にして行ったのだった





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太陽と星の位置で時を知る
僕は、そんな生活に憧れる

しかし一方でシティーやレストランなど
お洒落を楽しみ、その腕には1つの高級時計があってもいいと思う



 高級時計を選び買う事は楽しい事



マネージャーであるKさんに、
10年後、自分が手に出来る様になったらウブロの購入を考えさせて頂きますね」、と伝えると

『ちょうどお似合いになる頃ですね お待ちしています』
と、笑顔で応えてくれた



10年後とは、どんな変化を僕に与えるだろう?
僕の一人称が、私になった頃だろうか?



僕はウブロ銀座ブティックに再び足を運びたい



 ここには、紹介出来ない程たくさんのお話を聞かせて頂いた事を
この場を借りてお礼させて頂きます

また自身のアフリカ取材の為、特別に与えて頂いた
ヘミングウェイ、ピカソらが愛用したMOLESKIEのノートは大切に、また真っ白なページを真っ黒になるほど、使い込ませて頂きます



ありがとうございました