こんばんは
12月の忙しさにすっかりやられ
久しぶりの記事になってしまいました
ごめんなさい


仕事を終え、酔いどれ遊ぼうが
原稿でもない、クライアントの制約もないこの場に
好きな様に、文章を書き、表現欲求を消化する
それは楽しい作業で
今夜は久しぶりに
好きな様に、自分の頭の中の、好きな回路を存分に使おうと思います




急なお誘いに乗っかり
今宵、プライベートでも仕事でもお世話になっている
フォトグラファー 佐々木 友一 氏
http://sasakitomokazu.com/
の、インビテーションで、芝浦 TABLOID で行われた音楽イベント
star exhibition 2012 presented by Seven Stars に遊びに行ってきました

近年、デジタル機器の発展は著しく
音楽機材の面でもその影響は大きく見て取れます
クラブサウンド、ヒップホップ、デジタルロックなどと呼ばれるジャンルでは顕著で
20万円程用意すれば、
個人でも十分作曲、レコーディングが可能な環境を整える事が出来ます

楽器の音や歌声を継ぎ接ぎ、貼り絵のようにペタペタとループさせ
エフェクターを使い、違う楽器の音色に変色させる事が可能になりました

これらはたった1人で出来る音楽制作の可能性を爆発的に進化させました

1987年には一枚LPレコードが2000円くらいでした(だそうです)
この時代は大卒の初任給が36.000円。
2012年、今現在の貨幣価値で言いかえれば
たった、一枚(2~3曲)のLPレコードが13.000円程です

MP3音楽ファイルやItunesの影響を受け、音楽的飽食時代に生まれた僕たち
または僕ら以下の世代のインプットの分母、アウトプットの選択は、
たった、25年前の環境を圧倒的に当時を凌駕します

結果、センスの良い、新世代のアーティストが数多くシーンに現れました

10年前からヒューマンビートボックスをやっています
今年は4回NYへ渡り、人種、国境を越えたセッションをしてきました
と言う22歳のアーティスト
が一例です

彼らの音楽は、僕らを酔わせ浮遊感を与えました
実践の場で実験的なLIVEが可能になりました
聞いた事のない音楽を提供し新しさを与えてくれました

が、反面、ボタン一つの押し間違えで
5秒以上音楽が止まる
会場、興醒めのシーンも印象的でした


個人的趣向のわかれる分野の定義は難しいですが
一言でいえば

音楽は流れだと考えます

魂を揺さぶられ、
単純にもっと聞かせてくれ、と
時間感覚を忘れる魔法の時間に近づくには

彼らが現場に出て、プロとして
お金を稼ぐ様になってから10年程必要なのかなと
その未来が楽しみです

今夜のベストアクト

HIFANAのステージを見逃したのは大きかったかも知れませんが
いち、オーディエンス
僕らも飽食の影響をうけた観客としては
そんな感想を持った今夜のエキシビジョンでした



しかし、実験や実践をステージ上で可能にしたLIVEの裾野は
これからも広がり続けるでしょう

エキシビジョンの本番にあたる
Seven Stars present Star Fes 2013は
来年3月23日 神奈川県 川崎市 東扇島東公園 にて開催されます



昨日は見えた流れ星も
今夜、東京の空は曇り
目視する事は出来ませんでした

吸い込むと背筋が伸び
吐くと白い息を確かめられるのも
個人的にはあと10日程

寒いけど、気持ちが凛とする冬の日々を
大切に感じたいな、と
思い改める今日この頃です  おやすみなさい