皆様、御報告が遅れまして、誠に申し訳ございません!
私とコグマは、おかげさまで、9月に結婚式と披露宴を挙げました。
いや~、来て下さったお客さまにも楽しんでいただけたようで、素晴らしい一日でした。

披露宴の最後の私の挨拶で、コグマのために書いた詩を読みました。
恥ずかしながら、その部分の原稿を以下に載せて、このブログに一区切りつけたいと思います。
おかげさまで無事に結婚いたしましたので、タイトルなどを変えようと思いまして。

今後とも、コグマともども、引き続きよろしくお願いいたします。


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すべての新郎がそうであるように、わたしもできるかぎりのことを妻にしてあげたいと思います。

わたしには特技がございます。

ひとつは、操体の施術をすることができます。操体で、コグマを健康にしてあげたい。

またわたしは、文章を書くことができます。文章を書いたお金で、コグマにささやかでも豊かな暮らしをさせてあげたい。

そして、わたしは、詩を書くことができます。わたしの書く詩で、コグマの文学を愛する心を満たしてあげたい。

そんな思いで、昨夜、ひとつの詩を書きました。

題名は、「さいごにわたしのいい遺したこと」。

さいごのさいごに、夫である私が妻のコグマに対して、どんな思いを持つかということを想像して書きました。

聞いてください。



  「さいごにわたしのいい遺したこと」

わたしは不器用だったかもしれないが
不器用だからあなたと出会えた

わたしは苦しむことをやめなかったが
だからあなたが愛してくれた

けんかのあとはいつもあなたを笑わせた
世界から戦争はなくならないが

わたしはわがままを貫いたが
あなたはいつも許してくれた

わたしは歴史に埋もれてゆくが
わたしの為そうとしたことは正しかった
なぜならわたしはいつもあなたの主役で
あなたの英雄でいられたから

わたしがあなたにしたことは充分ではなかったが
あなたの病気が治ってよかった

むかしあなたを好きになり
わたしはいまもあなたが好きだ

あなたといった海の波音が聞こえている

微笑んでおくれ
あなたの顔を
もっとつよく焼きつけておけばよかった
二度とひらかぬ
このまぶたのうらに