4、5日に一度、わたしはそうたにダイエットの進捗を報告する。
母「今日も運動したよ!なかなか痩せないけど」
そ「えらいねー!がんばってるね!」などと、ベタ褒め。
母の承認欲求を満たしてくれるよくできた子だ。
先日「今日も走ったんだけ…」と報告しようとしたら、かぶせ気味に「痩せた!痩せた!」と言い捨てられた。
あれ?目とか合わせてくれてないけど?
そうたはめんどくさがりである。
現在、学校できゅうりの苗を育てており、登校時、水やりをしてから教室に向かうというルーティンだ。
子どもたちはペットボトルじょうろで念仏でも唱えてるの?ってぐらい丁寧に水やりする。
シャワーのようにでてくるのが一興なのであろう。
かたや、そうた。
最初の二秒くらいはシャワってる。
その後、キャップをあけてドボドボってる。
土が跳ねるのも気にしない。
実に男らしいものだ。
きゅうりの苗は、いやーんっていってる。たぶん。
めんどくさがりのそうたはスーパーなどの買い物も好きではない。
わたしのイメージとしては多くの子どもは「お菓子かってー!」とむしろ行きたがる気がする。
どんな好条件の取引を提示しても、決して揺るがない男。それがそうた。
なので夏休みなどの長期休暇は、基本的に常に食糧難である。
そして苦節7年。
ペットカメラをつけた。
もちろん、犬たち用だが、これが留守番させて買い物行くのにちょうどいい。
行っても30分くらいであるが、これなら安心。
気になってたびたびのぞいてみるが、あれ?静止画かな?ってぐらい動かない。
しかし食糧難は回復の兆しである。